[コメント] 日本海大海戦 海ゆかば(1983/日)
戦局を描いた東宝版に対し、人間を描こうとした東映版。スケールは小粒で金八コンビに萎えるが、戦闘シーンの迫力は東宝版を凌駕する。あらゆるジャンルを撮ってきた「何でも屋舛田利雄」ならではの汎用品か。
『3年B組金八先生』で沖田浩之と三原順子が活きたのは加藤君がいたからだ。(けっして武田鉄矢ではない)
今回、この大作の主役に名を連ねるのは三船敏郎となってはいるが、たいした台詞もない三船を向こうに回し、実質の主役を務めたのが沖田浩之。
生前の彼と薄ーくだが縁があったので悪くは言いたくないが、ちょっと役不足は否めない。脇を固める佐藤浩市は勿論のこと、ガッツ石松にすら食われてしまっていた。(まぁ、ガッツ石松はハリウッドスターだからという意見もあるが・・・)
結局のところ、人間ドラマを描きたかったのであれば、佐藤浩市を主役に交代させた方が「しっかり」と描けたんじゃないだろうか?しかし、それを言ったら監督の交代の方が先決か。
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