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[コメント] トータル・フィアーズ(2002/米)

事件が起こったとき、その情報が本当なのかまず疑ってしまう自分としては、ちょっと”?”な展開だが、いつもは何処か抜けてるキャラのベン・アフレックが頑張ってるんでOKかな?
スパルタのキツネ

**ネタバレ注意**
映画を見終った人むけのレビューです。

これ以降の文章には映画の内容に関する重要な情報が書かれています。
まだ映画を見ていない人がみると映画の面白さを損なうことがありますのでご注意下さい。







「現場にいたから、あんた犯人でしょ!」

「麻薬持ってるから、あんた犯人でしょ!」

「アメリカで核が爆発したなら、犯人はロシアでしょ!」

 こんな感じの短絡的な発想。現場にいたのは、真犯人に弱みを握られた人が呼び出されただけかもしれないし、麻薬は、その人を陥れようとカバンの(或いはパンツの)中に何者かが入れただけかもしれない。

 もちろん、全部が全部そうとは言わないが、現実の世の中でも状況証拠だけではその人が犯人であることを疑う性分の私としては、本作は話の流れが短絡的すぎるように思える。お互い核の脅威を十二分に知っている国柄なんだから、いくらロシアが新大統領になったばかりだとしても、まず、相手がそんなことをするはずがないと思うのではないでしょうか? 普通は。 だから、ベン・アフレックの活躍する場なんてハナから無い筈なんですよ。

 でも、大統領はじめ、高官みんなが揃いも揃ってああなるのは、イラクに戦争を仕掛ける勢いすらある、昨今のアメリカの対テロ戦争を彷彿させるものがある。

 とにかく、まず、真実がわからないうちは、真剣に疑いましょうよ!

(評価:★3)

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このコメントを気に入った人達 (1 人)けにろん[*]

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