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[コメント] ekiden 駅伝(2000/日)

なんていい映画なんだろう。走ることが好き、監督のそんな気持ちがもの凄い伝わる。そう、駅伝の薦め。
スパルタのキツネ

私も入社後、駅伝チームを作った口です。駅伝は、チームを作るまでがまずは大変でして(楽しくて)、あの手この手で誘うわけですよ。時には、褒めたり、「仲間で走らないのはお前だけだよ!」なーんて、脅しを使ったり(笑)。コツは祭りに仕立てることかな?

本作の主人公は仲間を「笑顔」と「風」で誘ってましたが、私にはそんな力は無かった(トホホ)。 そういえば、走りながら風を感じた、いや風になったと感じたのは、一回だけかな? あの時は、それはもうどこまでも走っていけそうな気がしたもんですよー(あー、あの気持ち次ぎはいつ感じられるかな〜)。走った経験がある人にとって、主人公がそんな風を感じさせてくれようものなら、断るほうがおかしいっしょ。

さて、そんな(どんなや!)我がチーム監督との出会いも、大げさながら運命的なものがありまして・・・、何十キロも歩くというへんてこな会社の研修で、みんなに止められながらも足を引きずり歩く彼に「頑張れよ!」と声をかけたのが出会い。なんでも制止しなかったのは私だけだったとか。それからは、もう大の親友に。

駅伝って、別所と元彼女のやりとり「マラソン見てたよ」「駅伝なんだけど・・・(ぽりぽり)」にもあったように、マラソンと同一視されがちだけれど、全然違うんですよ。襷をつなげるちゅうのは、それはもう楽しく意味あることなんですよ。そのあとの打上が又最高!! 大会の記録はさておき、仲間で生ビール100杯達成した記憶は忘れられません。

時世は私の周辺も厳しく、ほとんどみんなバラバラになってしまいましたが、一緒に走っているという精神的なつながりはいつも私の中にあり、個人でマラソンしていてつらい時、仲間を思うこともしばしば。

こんな気持ち、わかってほしいなー。別に素人チームが実業団に出てもいいじゃないですかー。おっさんが混じっていてもいいじゃないですかー。理屈じゃないんですよー。わかりたい方は、まず走ってください。

私の体験を映画化してくれたような、すんばらしい作品です。

(評価:★5)

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このコメントを気に入った人達 (4 人)ナム太郎[*] IN4MATION[*] ゆーこ and One thing[*] ぽんしゅう[*]

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