[コメント] フォレスト・ガンプ 一期一会(1994/米)
映画を見終った人むけのレビューです。
これ以降の文章には映画の内容に関する重要な情報が書かれています。
まだ映画を見ていない人がみると映画の面白さを損なうことがありますのでご注意下さい。
「RUN FOREST!!」彼女のこの掛け声から、彼女とゴールインするまで彼は走り続けました。
彼はあの道から、アメフトで走り、ベトナムで走り、ババ・シュリンプも経営(=RUN)しました。
彼女との再会の場面では喜びに走り、別れの後は悲しみに走りました。
彼は、月日に身を任せ、走り続ける中で、様々な出会いと別れを経験していくのです。
「月日は百代の過客にして、行きかふ年もまた旅人なり。」
松尾芭蕉は「奥の細道」の冒頭でこう綴り、流れる月日も百年来の友と表現しました。
「Life is like a box of chocolate.」
私はこの台詞に、本作のアメリカ的な「奥の細道」の解釈を感じます。
「一期一会」の邦題も、この解釈で納得いきます。
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<<フォレスト・ガンプと私>>
『フォレスト・ガンプ』は、走ることが趣味の私にとっても、映画が好きな私にとっても、ついでに旅好きな私にとっても最高の映画です。
疲れているとき、走ると疲れがとれる。眠いとき走ると眠気がとれる。 傷心のとき走ると気持ちが晴れるのです。
仕事で午前様続きでへとへとの時、「今夜あたり走らないと体もたんな〜」と言って、周りを閉口させたこともあります。
理屈ではうまく説明できません。
走るって何なんだろう、その答えが本作にある気がします。
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