[コメント] リディック(2004/米)
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まず、リディックその人に魅力を感じなかった。意味深なようで底の浅そうな予言、訳ありそうな登場人物(その割には魅力的な人物はいない)、テンポの悪い序盤で脆くもダウン。音楽も眠気をそそる。CGもなんか眠い。パッチリ目を開けようと試みても気を取り直すタイミングがなかった。後で連れに確認して、飛び飛びの記憶の映像をつなぎとめることができたが、思ったとおり意外性の乏しいお眠いお話しであった。
リディックは星が滅ぼされたから一匹狼になったのか? もともと故郷を棄てていた一匹狼なのか?(故郷への愛着や宿敵への復讐心があるのか?) よく判らない。 あの予言婆さんも何者かよく判らない。 判らないことが多い上にその説明のないまま、敢えてそれを避けるかのように場面を切り替え、別の話しに移る演出では、私の理解する努力が薄れたのもしょうがない(でしょ?)。
一匹狼と言う以上、“生まれながらの”の形容詞がついても良さそうなものであるが、だとすれば、故郷の星が滅ぼうと(例えそれが子供の頃でも)リディックにとって意に介するところでないはずで、何度か言葉に出た「○○人の生き残り」との設定は(予言を除けば)意味を成さないように思える。つまりは「銀河スケール」でインチキ占い師の占い(予言)に振り回されただけの映画のように思えるのですが、いかがでしょう? 殲滅、自滅しかりです。予言を多用して喜劇になる一例ですね。
そもそもヴィン・ディーゼル出演の映画は、SPRのカッパーゾ以外面白いと思ったことがないので、私にはあってないんでしょうね(何故だか結構観ているけど)。もう観ないかもな。
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