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[コメント] 博士の異常な愛情 または私は如何にして心配するのを止めて水爆を愛するようになったか(1964/英)

オープニングのメルヘンな音楽の流れる中での”2台の爆撃機の給油シーン”とその後の展開に、キューブリック監督の人間に対するメッセージを感じた。
スパルタのキツネ

**ネタバレ注意**
映画を見終った人むけのレビューです。

これ以降の文章には映画の内容に関する重要な情報が書かれています。
まだ映画を見ていない人がみると映画の面白さを損なうことがありますのでご注意下さい。







 メルヘンな音楽と文字の流れるオープニングで2台の爆撃機が給油しているシーンから感じたこと。

 「これは交尾ではないか?」

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 この考えは、作品を見ていくに従って確信となった。以下にポイントを挙げる。

  ・将軍の秘書との関係

  ・ソ連の首相(人民の父)も男、とのソ連大使の発言

   (以上は人間の性交渉を連想させる)

  ・一人の人間の命令から発せられる複数の爆撃機

  ・一度出撃したら撤退が困難という設定

  ・一機(一弾)だけが目的を達成する(してしまう)結果

   (以上は男から発射された精子と受精を連想させる)

  ・地下シェルターの男女比

  ・ラストのメロディーと連続する核爆発

   (以上は、生命の繁殖を連想させる)

  ・ナチな博士

   (人種の根絶やしを試みた、ホロコーストを連想させる)

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 水爆(=人類滅亡)への関心は、生殖行為と同じく人間の本能で、不可避だという キューブリックのメッセージを感じた。

(評価:★5)

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