[コメント] マン・オブ・スティール(2013/米)
危ういバランス。
**ネタバレ注意**
映画を見終った人むけのレビューです。
映画を見終った人むけのレビューです。
これ以降の文章には映画の内容に関する重要な情報が書かれています。
まだ映画を見ていない人がみると映画の面白さを損なうことがありますのでご注意下さい。
ハンス・ジマーのサウンド+クリストファー・ノーランの原案/製作で重厚なSF風アメコミを標榜しつつも、アニメオタク監督ザックによる「被写体没入」演出(※)炸裂でアクションシーンは《常にギャグの一歩手前》という混沌ぶりにハラハラさせられた。何度も“キー”で引っ張りだされるジョー・エル(ラッセル・クロウ)はオビ・ワン・ケノビ以上に気の毒だし、ミサイルの如く超高速で飛んでいく今回のスーパーマンにはロマンティックな空のデートは全然馴染まない。暴力/破壊のインフレーションが止まらないハリウッドの迷走は続く。
※要するに、これは「ドラゴンボール」と「鉄腕バーディー」をVFXでやっちゃったワケだ。ついでに言えば、VFX版の『AKIRA』を今ハリウッドで作るなら、ザックに撮らせればかなり面白いものが出来るんじゃないか?と思う。
(評価:
)投票
このコメントを気に入った人達 (3 人) | [*] [*] [*] |
コメンテータ(コメントを公開している登録ユーザ)は他の人のコメントに投票ができます。なお、自分のものには投票できません。