クマがねぇ……。

終盤、いったん和解したかと思ったクマが、まさかの裏切り。ここまではまぁよくあるパターンです。 でもまさか、そのまま裏切りっぱなしだと思わなかったよ！ ドラマ的な流れから言って、あそこはどう考えても 「いったん裏切ったと思ったクマが、実はさらに強力な援軍引き連れてウッディたち大救出！」 でしょ。ベタかもしれないけど、間違いなくその方がすっきり爽快感があったはず。

もともとクマは根っからの悪ではない。子どもたちを恨むようになったのも誤解に過ぎない。 それが最終的にはダンプに縛り付けられて引き回しの刑、その後は知れず……。 今までの行為に対する罰が必要ないとまでは言いません。でもちょっと痛い目にあわせて改心させたら、ウッディや他のおもちゃたちと普通に和解で、それで良かったじゃないですか。　

思い返せば、１のクソガキも２のジジイも不愉快になるほどひどかった。 せっかくいいシリーズなのに、“悪い奴はとことんワルい”という描き方は、「アメリカ的」のハンコを押されても仕方ない気がするのです。