サンドラとジェーソンの顔って、ベース型でちょいデカめみたいなんだけど、そんな２人が共演すればその欠点も隠される…どころか、余計に目についてしまった。

　アニーがサザエさんみたいで、とにかくイライラさせられた。いくらなんでも、自分が両手でシッカリ持ってる爆弾を「どこ？　どこ？　爆弾どこ！？」って…。アニーに限らず船を救おうとする人たちが、敵の罠だけでなく、勝手に自ら墓穴を掘って窮地に陥っているのが、なお緊迫感ダウン。アレックスの強引な指示で推進室に浸水させたわけで、もし彼が余計な事をしていなかったら、もっと早く梶をとれてたはず。後半のスクリューでの大ピンチも、考えられない事じゃなかったし…。動くなっていうのに動いちゃう少女の母親。２人の男性が海に落ちて死んでたけど、父親が妻に「君のせいじゃない」って励ましてたのも気になる。確かに責めても仕方ないけど、やっぱりあの母親のせいだと思うなぁ。

　いろいろ文句もあるけれど、前作でのヒーローでなくヒロインがメインで、シリーズ毎作ごとに彼氏をコロッと変えていく…しかも、必ずその彼と緊急事態に巻き込まれる…という、女ジェームズ・ボンド状態（インディ・ジョーンズ状態でもある）のアクション映画にしたという点は意表をつかれたので買う（製作者にそのつもりがあったのかは謎だけど）。「３」でまた違う彼氏で、今度は２人の乗った飛行機が一大事！だったら、また本作の自分の中での位置づけも変わるかも。その場合、ボンドと違って毎作なぜ別れたかを説明してるのがポイントで…いや、やっぱりつまらなさそう。却下、★2！