[コメント] サウンド・オブ・ミュージック(1965/米)
映画は初観賞の時期が大切。
この作品、幼少の頃親に無理やり(というほどでもなかったのかもしれないが幼い自分にはそう感じられた)観せられた。当時学校の音楽の時間が嫌いだったので、音楽の授業で歌わされる曲のオンパレードなのが嫌だったのだが、妙に気を使う子供だった自分は、三時間という子供にとっては気の遠くなるような時間を我慢した末に、子供としてはこれに感動しなくてはいけないのだと思って感動した振りをしていた。
今音楽の授業から開放されて自由に音楽を聴けるようになると、名曲のオンパレードだったことに気付くし、作品そのものも9.11後の世界に対するカウンターとしても有効な、子供に観てほしい名作なのだがそのときの嫌な記憶があってなんだか楽しめない。そういえば『E.T.』も似たような経緯で見直す気がしない。大人が考える「子供も楽しめる映画」「子供のときに観ておくべき映画」を(たとえ実際そうであるにせよ)子供は必ずしもそう感じないものなのだなあ。皆さんも子供に名作を観せる時期には気をつけてください。
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