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[コメント] マン・オン・ザ・ムーン(1999/米)

狼青年アンディ
ユリノキマリ

**ネタバレ注意**
映画を見終った人むけのレビューです。

これ以降の文章には映画の内容に関する重要な情報が書かれています。
まだ映画を見ていない人がみると映画の面白さを損なうことがありますのでご注意下さい。







またも……お笑い芸人が主人公の映画で、その芸で笑えない。これはもう「お約束」です。私が日本人だからというせいもあるだろうけれど、観客のエキストラの顔を見る限り、あの人たちもおもしろいと思っていないように見えます。まあこの映画にとって、それは「どうでもいいこと」なんでしょう、きっと。

“トニー”のキャラクターは大嫌い。高校時代の英語教師に似ててキモくて不愉快。あっちいけ……とか思っていたのに、最後のシーンで彼がめちゃくちゃに歌うグロリア・ゲイナーの“I Will Survive”に涙してしまった。嗚呼、不覚って感じです。歌にぐっときたんであって、断じてアンタの“芸”に心酔したんじゃありませんからね!

「マン・オン・ザ・ムーン」には「架空の人物」というニュアンスもあるそうですが、実話をベースにしながら架空の人物という皮肉はなかなかいいですね。R.E.M.のあの曲も、今後は催涙音楽になりそうです。

(評価:★4)

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このコメントを気に入った人達 (2 人)Myurakz[*] はしぼそがらす[*]

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