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[コメント] にっぽん昆虫記(1963/日)

あんなシチュ、こんなことば。
ユリノキマリ

見たのは1998年ですから、一応20世紀でした。

とはいえ、現在と何が変わるじゃなし、人権に配慮した表現、要するにやたらめったな言葉狩りが主流の世の中で、60年代に作られたこの映画を、「オリジナルを尊重して当時のままの表現で…」云々の言い訳の後に見ると、何気ないシーン、状況、言葉のすべてがやたらとスリリングだったりして、お得だなあと思いました。

「生々しくて卑しい、ねっとりした女のみち」を、そんな角度からも堪能しました。

(評価:★4)

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