[コメント] 或る夜の出来事(1934/米)
金がない割には、クラーク・ゲーブルのスーツが上等すぎ(モノクロでも生地の良さが臭ってくる)。
**ネタバレ注意**
映画を見終った人むけのレビューです。
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まぁ、パンツまで売れるんだから(シルクのパンツでも履いてんのか?)、スーツは上等なんでしょうけど。 お洒落な出で立ちに、ウィットとペーソスのある台詞、そして信念を貫きつつも優しさを決して忘れない態度。まぁ、スーツと同じ三揃えなわけだが、大概こういう男は、貧乏癖の付いている女は眼に入らない(例え目の前にうろついていてもだ)。
翻って、洒落た演出には、洒落者役者と安心できるストーリーをもってこいって事でしょうが、間抜けを演じるヒコーキ(つうかオートジャイロなわけだが)野郎の悲哀や親父さんの葛藤が、すっぽり抜けててサビ抜きの寿司みたいだわ。
早い話、臭いはするけど鼻にツンと抜ける味わいが無いのよね〜。
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