コメンテータ
ランキング
HELP

[コメント] ロープ(1948/米)

密室会話劇のカメラを止めるな編。サスペンス少し。
ぱーこ

**ネタバレ注意**
映画を見終った人むけのレビューです。

これ以降の文章には映画の内容に関する重要な情報が書かれています。
まだ映画を見ていない人がみると映画の面白さを損なうことがありますのでご注意下さい。







罪と罰にしては倫理劇の台詞は最後のスチュアートのお説教だけで、それが生きるためには殺人者二人のラスコラーニコフばりの観念にとりつかれた演技が欲しいんだが、アメリカ人には無理かも。

制約の多いこの芝居でもヒッチコックの登場人物のパターンはちゃんと踏襲している。サイコパスの犯人。気弱な仲間。金髪の活発な美人。世間智のおばさん。上品な紳士。それらが集まってなにやらサスペンスの状況を作り上げる、てのがヒッチコックのパターン。

おばさんがキャストに本をしまうためにキャストの上をどんどん片付けていくのが怖かった。

(評価:★3)

投票

このコメントを気に入った人達 (0 人)投票はまだありません

コメンテータ(コメントを公開している登録ユーザ)は他の人のコメントに投票ができます。なお、自分のものには投票できません。