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[コメント] 幕末太陽傳(1957/日)

明るく振舞ってはいるが、決してポジティブではない。それどころか非常にネガティブなんだけど、それを肯定しているというか、「負」の空気が全く感じられない。
づん

すごく前向きに明るく、笑えるシーンもあるんだけど、それなのにすごくネガティブで不穏な空気がずっとつきまとい、でも全然悲観的じゃない。カラ元気とでも言うのでしょうか。なんとも不思議な空気を持った作品でした。

この空気は嫌いじゃない。あのしたたかな力強さはそう誰もが簡単に表現出来るものじゃないとも思う。でもそんなに打撃力を持った作品とも思えなかったのが事実。物事を諦観したような視点は、痩せ細る事はあってもそれ以上肥る事はないと思うし、私は、今はまだ漲るパワーで溢れる映画の力を信じたい。まだまだ脳年齢が実年齢に追いついていない私です。

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08.07.07 記

(評価:★3)

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