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ぽんしゅうさんのお気に入りコメント(60/348)

勝手にしやがれ!!英雄計画(1996/日)★5 黒沢清が描く終末の景色。前作『成金計画』ラストシーンから漂い始めた不穏な気配が、ここでは全篇にわたって画面に立ち込めている。寺島進を中心に拡大する狂信的で偏狭な「正義」の風景は、本シリーズでほぼ初めて描かれる、この複雑な現実と地続きの恐怖だ。もう『カリスマ』の輪郭は浮かびつつある。 [review] (3819695)[投票(1)]
勝手にしやがれ!!英雄計画(1996/日)★5 随所に挿入される哲学めいた会話のやり取りが面白く、巧みなカット繋ぎやアンゲロプロスばりの長回しから映画的興奮も存分に味わえる、単なるプログラムピクチャーの枠を超えた傑作。幼稚な正義漢を演じる寺島進が不思議なハマり役。 (太陽と戦慄)[投票(2)]
ロマンス(2015/日)★4 自分探しとかではなく失われたと思い込んでた過去を見つける旅路である点に於いて『四十九日』と通底すると言うかこれしかないんかとさえ思わせたが、臨界線上の男を描く腰の座りが優子の「ま、いいか」的開き直りと共振する。確かにそんなもんだと思う。 (けにろん)[投票(3)]
勝手にしやがれ!!黄金計画(1996/日)★5 不思議チャンなヒロイン・藤谷美紀が可愛い。彼女に振り回される哀川前田のコンビも可愛い。この作品自体、全体的になんだか可愛い印象がある。あの黒沢清がこんな可愛い映画を撮っていたことに感動する。 [review] (太陽と戦慄)[投票(3)]
勝手にしやがれ!!黄金計画(1996/日)★5 黒沢清の最も幸せな映画。闊達自在に躍動する藤谷美紀はシリーズ最良のヒロインだ。彼女が歌う「車にゆられて」は『ドレミファ娘の血は騒ぐ』よりも遥かにミュージカルらしい幸福感を呼び込む。前田耕陽も著しい成長を見せ、哀川翔との黄金コンビはここに確立する。大鷹明良の奇矯な造型も普通ではない。 (3819695)[投票(3)]
紙屋悦子の青春(2006/日)★5 何十年に及ぶ日々を、あの数か月の彼奴があの人が残したものを心の中で反芻しながら生きてきたのだということを、永遠かとも思える無為な病院屋上の時間が反映画的故にこそ表すのだという黒木の達観と確信。その余りに慎ましやかな想いの美しさと気高さ。 (けにろん)[投票(3)]
ソーシャル・ネットワーク(2010/米)★5 現代という時代のスピード感はすさまじく、本人の生きている間に伝記映画が作られたりする。演出と編集のテンポもそれを体現するかのようだ。俳優たちも名演技ではないがそれぞれのキャラクターを良く表現して楽しい。特にザッカーバーグを演じる俳優の陰険でオタッキーでヒッキーな雰囲気は素晴らしい。そして、今書いている文章がフェイスブックに速攻フィードバックされる。頭がどうにかなりそうだ。 (サイモン64)[投票(3)]
野火(2015/日)★4 酸鼻極める戦場の描写は現代らしく接写を軸とした見事なものだが、「私を食べて」の主題は生煮えで余計ではないか。戦場を肯定さえするような文学的毒と監督の実直な反戦発言の差異に戸惑わされる。 [review] (寒山)[投票(3)]
私は猫ストーカー(2009/日)★4 正直、猫にはうんざりしているんです。 [review] (ナム太郎)[投票(2)]
キングスマン(2015/英)★5 小気味よいテンポで裏切られ続ける映画。後半の残虐かつバカ明るさは特筆もの。続編に期待したいが。 [review] (ピタゴラペンギン)[投票(3)]
きみはいい子(2015/日)★4 虐待は継承され自己愛が強すぎる親は新たな虐待を産み又、教師や同級の親を排撃し続けるだろう。独居老人は社会性を失い障害を持つ子の親も又居所がない。時代に蔓延する唾棄すべき事象をしかし呉美保は全肯定で捕まえようとする。女には敵わないと思う。 (けにろん)[投票(3)]
キングスマン(2015/英)★4 階級社会での成り上がり映画スパイ版として見ると、なかなかに味わい深い。 [review] (シーチキン)[投票(2)]
この国の空(2015/日)★5 一貫して重低音で流れ続けるような戦時下の抑圧。こういう演出は制圧的な統御下でしか為し得ぬものに思える。声を押し殺したパッションの臨界域での発露は綺麗ごとじゃない。ど真ん中を射るモノローグ「私の戦争」。夕貴靖子が醸す女の性も切ない。 (けにろん)[投票(2)]
野性の証明(1978/日)★3 ひろ子にガン無視されて不憫でさえある健さんだが斧振り回し脳天叩き割る蛮性と寡黙な礼節とのアンビバレンツが笑える。自衛隊特殊部隊と地方都市のフィクサーと予知能力を持つ少女…出鱈目で過剰で魅力的な設定だが全てが茶番めいてるのが凄すぎる。 (けにろん)[投票(3)]
蛇の道(1997/日)★3 例えば同じ事を何度も聞かれたり確認されたり注意されたりすると、やっぱうざったい。それが度を越されると少なからず精神に支障をきたしてくるだろう。こいつはわざとなのかそれとも頭がちょっとおかしいのかとも。こういう場合、自身を顧みる事よりも相手の異常さを疑うが、自身にこそ隠された落ち度があったら…。そんな映画か? (クワドラAS)[投票(2)]
キングスマン(2015/英)★5 これは楽しい。笑いとびっくりの連続。 (ばかてつ)[投票(1)]
天使のはらわた 赤い眩暈(1988/日)★4 私にとって石井隆の映画とは廃墟と雨とネオンと凝った照明(と幽霊)なので、それらが観られるだけでも嬉しくなってしまう。長回しや美しいショットと、霊魂の彷徨う反転映像などのアマチュア的な発想の混ざり具合も予測不能性を生んでいて面白い。それと本作の絡みは気合が入っていてエロさの点でも秀逸だ。 (赤い戦車)[投票(1)]
日本のいちばん長い日(2015/日)★3 構図と編集リズムによりドラマのエモーションを高める作為は前半に関しては一応の成果を見せ、ミクロに集約された三者の思いの錯綜は新鮮でさえある。ならば将校の叛乱は寧ろ描かないくらいでよかった。後半は流された感が横溢した岡本版の劣化模倣だ。 (けにろん)[投票(3)]
こんにちは赤ちゃん(1964/日)★3 悪人の這い入る隙のない無邪気で温かい群像劇だが、楽曲ヒットに合わせての脚本ではこんなものか。愛すべきキャラクターは多いが、やはりここは桂小金治夫婦が迎えた子供を全員で祝福するシーンで締めてほしかった。そして吉永小百合の出しゃばりも控えてもらいたい。芦川和泉はそれぞれの世代を代弁する甘酸っぱさの好キャラ。 (水那岐)[投票(1)]
オン・ザ・ハイウェイ その夜、86分(2013/英=米)★5 愛する妻子をどん底に落とし責任を負った仕事を放っぽらかしても男には断腸の思いで果たさねばならぬ信義則がある。リミッターが振り切れそうな真夜中の疾走と孤独が皮膚感覚で迫る濃厚な86分。アウトバーンからの退路。それでも祝福されるべきは新しい命。 (けにろん)[投票(2)]