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ぽんしゅうさんのお気に入りコメント(140/363)

バーレスク(2010/米)★4 サクセスストーリーにへりくつはいらないのだ。 [review] (きわ)[投票(3)]
バーレスク(2010/米)★4 視覚的には下品きわまるが、語りの姿勢は潔癖だ。ちゃんとバンドをフィーチュアしているのも好ましい(バスドラムがドカドカうるさくていい)。ささやかながら伏線を回収していく快感もある。最終曲は客席などフロア全体を使った演出で、ステージ物が陥りがちな空間の貧しさを克服する努力が認められる。 [review] (3819695)[投票(5)]
バーレスク(2010/米)★5 1人のタレントを活かす為だけに奉仕するプロットが連なる快感。陳腐を恐れぬトラッキングやズームのカメラ使いと編集のカットバックも強度抜群。男はあっさり許されライバルも難なく復帰。その成し崩しな終盤への戸惑いも一大レビューで無理矢理オールOK。 (けにろん)[投票(4)]
ソフィアの夜明け(2009/ブルガリア=スウェーデン)★3 映画らしい面構えが揃っていて頼もしい。映画は固有の風景に立脚しながらも、時代や国の別を問わない普遍的な鬱屈の感覚をよく描いている。全篇に亘って「暴力の予感」が漂っている、と云い換えてもよいかもしれない。また、フリスト・フリストフの不安定なキャラクタが却って映画の求心力になっている。 (3819695)[投票(1)]
シティ・オブ・ゴッド(2002/ブラジル=仏=米)★3 虚無という言葉すら存在しない真性無感情の次元においてこそ本物の暴力が存在する。銃が「異物」ではなく日常に平然と納まる風景。殺人が悲劇ではないという悲劇。明るく閉塞した空洞感に震撼。円環構造も脱出の不可能を示唆して効果的。そしてその世界を生きるコドモはやはりコドモでしかないという最大の悲劇。しかし安全圏から知った顔の解釈を口にすれば八方から撃たれる感のある「実話」を”過剰に”戯画化する姿勢に疑義。 [review] (DSCH)[投票(1)]
ブラック・スワン(2010/米)★3 強烈、だとは思う。だが、さすがに演出が過剰。その演出に惑わされ、ナタリー・ポートマンはアカデミー主演女優賞を獲ってしまった…。(2011.05.15.) [review] (Keita)[投票(7)]
ブラック・スワン(2010/米)★4 エロ・コーチからブラック・スワンに値する誘惑が足りない、熱情が足りないと言われてきた彼女の“白いバレエ”がエロ・コーチが求める“黒いバレエ”に化けた瞬間をね、スタジオのシーンで見せないのは、これ、この映画の限界ですよ。 [review] (kiona)[投票(7)]
ブラック・スワン(2010/米)★4 何とまあ理路整然とした映画だろう。不可解な箇所、すなわち想像力の跳躍、つまり驚きはただのひとつもない。思いきり不遜に云えば、「鏡」の演出にしても「爪」や「皮膚」など身体的細部に偏執した演出にしても、すべて私のような素人でも思いつくものだ。ほとんど幼稚なまでに行儀のよい親切設計映画。 [review] (3819695)[投票(8)]
ブラック・スワン(2010/米)★4 高度に精緻な達成とは思うが意外性が無いし、純粋に性的な鬱屈のみで極めた『反撥』なんかと比べると夾雑物があるだけエッジが効かない。大体に安直な黒鳥たるべき資質だが、それをクリアできた劇的クライマックスが無いままの済し崩しな終局はどうなのか。 (けにろん)[投票(6)]
接吻 Seppun(2006/日)★4 会話劇だが、そこで交わされているのは本質的には対話とは言い難い。主なる登場人物達の言葉は結局、一方通行で相手を変容させることが出来ない。独話が交錯するだけの物語であり映画。だがその不穏な各人の孤絶には、何かしらひきつけられる真実がある。 (ハイタカ)[投票(3)]
東京原発(2002/日)★3 現代日本の脇役名鑑〈中年篇〉の様相。周囲の知名度と比べると菅原大吉綾田俊樹の扱いの大きさは少々マニアックか。ともかく女優が吉田日出子のみではチト辛い。映画が時代や社会を映す鏡だというのは一面では真理だろう。要するに、行政分野における女性進出の遅れがこの映画から女優を奪っている。 [review] (3819695)[投票(1)]
ミッション:8ミニッツ(2011/米)★4 SF世界の当事者にしか起こりえない心情を、現実世界のわれわれに説いてみせ、そのことで現実のわれわれに何かを気づかせてくれるとしたら、それこそまさに本当のSFの醍醐味だ。 [review] (おーい粗茶)[投票(6)]
ミッション:8ミニッツ(2011/米)★4 さして巧くもない反復のギミックが中段で放棄され、物語が別側面を見せ始めたときに、ダンカン・ジョーンズの前作同様の遺棄されしものへの慈しみが浮上する。残留思念の永遠とパラレルな現世に届く一抹の伝言はロマンティシズムの再臨と言うしかない。 (けにろん)[投票(6)]
ミッション:8ミニッツ(2011/米)★4 およそ主体性と呼べるものを一切剥奪されながら自らの直感と選択を信じ喪失に耐える主人公に稀なる意志の力がみなぎる。それはまた、使い捨てられてよいものなど何一つ存在しない、という監督自身の心根であろう。「すべてうまくいく。」(2011.11.13) [review] (HW)[投票(9)]
ミッション:8ミニッツ(2011/米)★4 ややもすると物語の素材そのものは『月に囚われた男』以上に安手でありふれているかもしれない。だがダンカン・ジョーンズはかつてない感情の創造を目指す作家のようだ。中盤を退屈に捧げることと引き換えに辿り着いた最後の「転送」シーン以降、形容困難の感動が怒濤のごとく間断なしに押し寄せてくる。 [review] (3819695)[投票(12)]
侍(1965/日)★4 喜八の「表ベスト」としてはこれと『日本のいちばん長い日』を挙げておけば事足りるだろう。どこの国に持ってっても恥ずかしくない、非の打ち所のない傑作。ただ僕が棺桶に入れるとすればそれはこの映画ではなく、その他喜八の「愛すべき佳作」たちなのだけど。 (のらぞんざい)[投票(1)]
侍(1965/日)★4 雪に始まり雪に終わる映画。のちの『斬る』ほどではないにしても、ここでも和傘の使い方が印象的。三船敏郎の粗野な明朗さは徐々に伊藤雄之助の不気味さに呑み込まれ、映画の不穏な空気は決定的なものとなる。 [review] (3819695)[投票(3)]
光の雨(2001/日)★3 寒い寒い山小屋で、ワケワカラン理屈で若者同士が殺し殺されるシーンの迫力は充分。だけれども、役を演じていない時の若者の描き方は軽薄であり、不十分。 [review] (Soul Driver)[投票(2)]
二十四の瞳(1954/日)★4 子供の頃に16ミリの上映を観たことがあるのだが、粒子の荒れた映像は暗く、台詞は全然聞き取れなかった。30年後、DVDで観て驚いた。子供の表情の鮮烈さ、小豆島の美しさ、撮影の流麗なこと! あの16ミリの状態は余程ひどかったんだな。 [review] (ペンクロフ)[投票(4)]
新仁義なき戦い 組長最後の日(1976/日)★3 「燃えるヤクザ映画」としてのベクトルは正しいように思いますが、オーソドックスになったことでキャストの地味さが浮き上がってしまいました。結果「軽く燃える」映画に落ち着いちゃった。 [review] (Myurakz)[投票(2)]