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ぽんしゅうさんのお気に入りコメント(120/350)

ゴッドファーザーPARTII(1974/米)★4 劇中に描かれるマイケルはほとんど食事を口にしない。逆説的に、これは食卓の映画だと言っていい。また、これは第一義的に「影」の映画である。深度を増して黒々と沈んだシルエットで語るコッポラウィリス)の画は、全ての人間が亡きヴィト像を通して投げかけられる影であることを示す。ヴィトの幻影(時代の名残)を懐かしみ、そのことによって苦しめられる、「影」として在ることしかできない「こどもたち」。 [review] (DSCH)[投票(6)]
ドラゴン・タトゥーの女(2011/米=スウェーデン=英=独)★4 ちょっとカット細かく割りすぎじゃないの?と心配になってしまうくらいだが、絶妙な編集手捌きでハイテンポが維持され、長尺も中だるみなし。まあ『ソーシャル・ネットワーク』を撮ったフィンチャーならこれくらい出来て当然なのだが。 [review] (緑雨)[投票(2)]
僕達急行 A列車で行こう(2011/日)★4 主役2人の持って生まれたキャラもあるにせよ、この末世日本で浮世離れたノンセクショナリズムを貫徹しポジティヴであるという在り得ない閉じた世界を現出させた。だが、後半は余りに定型のトレースに堕した。男2人の空間の異様な親和には目を瞠る。 (けにろん)[投票(1)]
灼熱の魂(2010/カナダ=仏)★3 構成にも工夫を凝らして女性の数奇な生涯を語っているけれども、「うん、数奇ですね」と容易に傍観できてしまう。プリプロ段階のお話作りに比重が傾きすぎて、映画は「フィクションの力」を備えるに至っていないのではないか。虚構であることを忘れさせるような、あるいは虚構ゆえの感動を持っていない。 [review] (3819695)[投票(5)]
瞳の奥の秘密(2009/スペイン=アルゼンチン)★5 中盤、スタジアムでの熱い長回し(カメラが男優を追って落下!)を起爆点として後半は様々な感情が怒涛のように押し寄せる。それでも場面展開の揺れ幅を感じさせないのは、監督の確かな統率力のおかげ。有無を言わさず最後まで押しきる予想以上のエンタメ傑作だ。艶やかだが主張しすぎない撮影も好み。 (赤い戦車)[投票(1)]
アリラン(2011/韓国)★3 予告編から全体は想定できた。そしてまさにその通りの映画であった。一人の男の魂の遠吠え。がなりたてるアリランの唄。でもそれはやはり映画であった。映画そのものであった。そしてまさに虚構の世界であった。 [review] (セント)[投票(1)]
サマーウォーズ(2009/日)★3 電脳社会の破綻と収束を大家族への回帰にからめて美談でまとめようという意欲は買う。大風呂敷だがアニメならではの描写、たとえば公共システム混乱のデフォルメ化などは見ごたえがあった。が、結局ジュブナイルと少年ジャンプの域を超えておらず、面白いが幼稚。 [review] (まー)[投票(3)]
青い鳥(2008/日)★3 こういう映画を観る度に”教室世界が世界のすべて”という中学生を通り越して、 多少の傷は負いつつも、私は大人になれて良かったと思う。 勿論悪いことばかりではなかったけれど。 (Soul Driver)[投票(1)]
僕達急行 A列車で行こう(2011/日)★4 一見ふざけた映画だが、実に深い。 [review] (ペペロンチーノ)[投票(4)]
第9地区(2009/米=ニュージーランド)★2 これはギアチェンジとは言わぬ。脱線。 (もーちゃん)[投票(1)]
スイミング・プール(2003/仏=英)★4 BSで知らずに見たら、引き込まれました。 [review] (草月)[投票(1)]
ヨコハマメリー(2005/日)★5 狂人か、哲学者か。アイドルか、庇護の対象者か。はたまた白い亡霊か。彼女を目撃した人は、それぞれがそれぞれの像を彼女の上に見るだろう。その時、人は無意識に自らの「歴史」と「都市観」と対峙させられている事に気づく。そして、街の中心に佇む、歴史の偶像のような、歴史のおとした影のような彼女もまた確かに人としてそこに在ったということも。 [review] (DSCH)[投票(1)]
戦場のピアニスト(2002/英=独=仏=ポーランド)★4 「音」に生きるしかないシュピルマンの過敏な「耳」に寄り添って観れば、戦争は人間的な音が歪められ、拡大され、遮断され、最後には死滅する風景として捉えられる。音が死にゆく過程の描写は「恐怖のミュージカル」。そして、音が、つまり生命が死んだ世界に抗うように響く「最後の音楽」。この状況下で、打算に基づいて感動することなど出来やしない。 [review] (DSCH)[投票(5)]
ティファニーで朝食を(1961/米)★4 都会に生きる男女の、自由とウラハラの孤独。この普遍的なテーマは色褪せていない。 [review] (緑雨)[投票(2)]
マイ・フェア・レディ(1964/米)★3 この映画の不幸は虚構世界で華咲いたミュージカルがリアリズムへ移行する時期に製作され、一種の時代錯誤感を反転させ完遂させる「今」を老キューカーに望み得なかったことではなかろうか。 (けにろん)[投票(1)]
マイ・フェア・レディ(1964/米)★3 イライザをオードリーにしたことで・・ [review] (ルッコラ)[投票(8)]
マイ・フェア・レディ(1964/米)★4 豪華セットをハリー・ストラドリングの卓越した色使いで定着させた美しいフィルム。それだけで溜息がでるほどだが、しかし、とてもいいミュージカルとは云えないしキューカーの演出にもパワーが無い。物凄い安定感のあるカットも沢山あるが、あざとい演出が鼻につく。ミュージカルの躍動感が希薄に感じてしまう。 (ゑぎ)[投票(2)]
八日目の蝉(2011/日)★5 誤用ではあるが敢えて「三つ子の魂百まで」と言いたい。父親としての自覚を持てなかった男の安直な行動が、たくさんの人を不幸にした。レヴューは僕の体験談。余りに自分の体験とオーバラップして、僕は泣き崩れた。 [review] (IN4MATION)[投票(11)]
おとなのけんか(2011/仏=独=ポーランド)★5 融和と反目を繰り返す4人の順列組み合わせの果てしない錯綜が、中盤以降、アルコールが触媒となり一気に暴走し始めるあたりがポランスキーの面目躍如。それを牽引するジョディの青筋芸と拮抗するケイトのゲロ芸。一方で退く男たちの醸すリアル。 (けにろん)[投票(7)]
女が階段を上る時(1960/日)★3 純然たる「デコちゃん鑑賞映画」。役柄は京マチ子が得意としているものだし、親兄弟とのなんとも言えないしがらみは『稲妻』の方がよっぽどリアル。 [review] (3WA.C)[投票(1)]