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[コメント] お葬式(1984/日)

伊丹映画の中で最もバランスのとれた作品。その後、彼は本当は何を撮りたかったのだろうか・・・
ぽんしゅう

この作品の後、伊丹はわき目もふらずエンターテインメント街道を驀進する。それが使命でもあるかのように。

そして95年、何を思ったか彼は『静かな生活』で急ハンドルをきりその路線から飛び出す。彼のファンは唖然。彼もその反応に愕然。

あわてて『スパーの女』『マルタイの女』とたてなおしを試みるもコントロール不能に・・・

インテリ・ショーマンの悲劇は“お葬式”から始まっていた、という彼らしいシニカルな結末。

(評価:★4)

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このコメントを気に入った人達 (2 人)直人[*] マッツァ[*]

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