[コメント] 突然、嵐のように(1977/日)
小ずるいだけで憎めないワルというアイドルならではのキャラを割り当てられた郷ひろみに合わせるように、いささか窮屈そうに秋吉久美子も70年代的田舎娘の純情の顛末をこなし、肉体的にも精神的にもシビアな展開にもかかわらず“お約束”な緩さが続くも・・
互いに求め合ったはずの「幸福」が行きついた先を、互いのための「幸福」として自認し合うラストシークエンスの「切なさ」は泣かせる。中島丈博の自身の名作脚本からのネタ使い回しはちょっと鼻白むが。
43年ぶりにスクリーンにて再鑑賞。2020年11月記
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