[コメント] 少女ムシェット(1967/仏)
酒場、校門、教室、森の小屋、自宅の部屋。頻繁に描写される出入り口のどの扉も、まるで「何か」の訪れるのを待つムシェットの心の反映のように、いつも半分開いたままだ。思いもかけず訪れた共犯という心の連帯は、一夜の夢想に終わり、すべての扉は閉じられる。
(ぽんしゅう)
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