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[コメント] Winny(2022/日)

言いたいことは分かるが伝え方が下手くそ。冒頭からテレビドラマみたいな説明調のシナリオ展開が興をそぎ、始まって15分ほどで嫌な予感。案の定、要所ごとに入る弁護団の打ち合わせ(会話)にも何の工夫もなく、ひたすら話を進めるための状況説明に終始して鬱陶しい。
ぽんしゅう

相変わらずものを知らない役を振られるのはパラリーガル(?)の女子(木竜麻生)って、どうなんですかね。

松本優作監督とともにシナリオに参加して撮影も兼任している岸建太朗氏は『解放区』という秀作インディペンデント映画の撮影者(役者としても出てました)として知っていて、他にも『海辺の彼女たち』や『れいわ一揆』でも名前を見かけていたのですが、今回のくすんだ色調の画作りが何を狙っていたのか、その意図が理解できませんでした。

良い役者さんたちを起用しながら、安易な脚本と意味不明の撮影の失敗が致命的でした。

(評価:★3)

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