[コメント] ロシュフォールの恋人たち(1967/仏)
いつもオープンで青い空、潔いほど白い壁、モダンだが類型的なインテリア。MGMではあり得ない微笑ましくも不揃いで緩い群舞。ひたすら心地よく物語を牽引するジャジーでポップなルグランの巧みな楽曲。楽しかろうが、悲しかろうが鷹揚なドゥミの“ドラマ”演出。
この美術、舞踏、音楽、作劇の、作為がなさそうで作為だらけの反ハリウッド志向が目論んだのは、プロの手による学芸会ミュージカル。すなわち、良質な弛緩の心地よさ。
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