[コメント] 浮草物語(1934/日)
「男はつらいよ」シリーズには過去の作品の引用が多数見られるが、本作こそが定住できない男の悲哀を根底に置くという点でその原点に思える。喜八にコミカルさ、おとき(坪内美子)に自立を託せば寅次郎とリリーの姿が見えてくる。飯田蝶子はさくら。
(ぽんしゅう)
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