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ぽんしゅうさんのコメント: 更新順

★3愛と誠(1974/日)70年代男子高校生のスーパーマドンナ早乙女愛役を誰がやるのかと思っていたら、何と早乙女愛という女優さん。そりゃ期待しましたが・・・・。西城秀樹は、このころから力入りすぎ![投票]
★3同棲時代―今日子と次郎―(1973/日)映画より丸いお尻丸出しの由美かおるのポスターの方が有名。山根成之監督は、この後松竹のアイドル映画の旗手として70年代を駆け抜け、そして散った。[投票]
★3青春PARTII(1979/日)前半の青春彷徨パートは画一的でちょっと退屈。しかし競輪学校に入ってからの一途さには共感を覚える。迷い続けること、そして信じ続けること、それが青春だとしたら舟木一夫もまた青春を一生引きずり続けるのだろう。[投票]
★2後ろから前から(1980/日)不出来な話でしかも監督が脚本に左右される小原宏裕なのだから上がりは悲惨。男優もみな不細工で魅力なし(実はロマンポルノは男の存在感が重要なのです)。見るべきはMをやらせたら天下一品の風祭ゆきと意外と大きい畑中葉子のオッパイぐらい。[投票]
★2野獣刑事(1982/日)好演するいしだあゆみ泉谷しげる益岡徹のそれぞれにクライマックスがあり、その度にこれで終わりかなと思ったのに映画は延々と続く。最後に内田裕也の気の抜けた歌をまるまる一曲聞かされるかなり辛い2時間。[投票(1)]
★3仔鹿物語(1947/米)原作に追うところが大きいとはいえ、今でも父が息子へ送るメッセージとして色あせていない。それどころか、社会的な目標が見えなくなり、個々の責任が人と人の間に埋没してしまったような現代にこそ必要なシビアな教訓話。[投票(1)]
★3丑三つの村(1983/日)戦後経済成長期の青少年犯罪のモチーフが変化が生むギャップからの逃走であったのに比べ、戦前のこの事件が持つ閉塞感は、現代の幼い殺人犯のそれに酷似している。しかし、未だに状況の中に引きこもる情念を描ききった日本映画は創られていない。[投票(1)]
★3阿修羅のごとく(2003/日)向田邦子の毒気を抜くのが森田流だとしても深津絵里深田恭子の非力さで滝子と咲子の葛藤が薄っぺらくなってしまったのは誤算だったろう。それに比べ大竹しのぶ桃井かおりが同時にスクリーンに現れたときの映画的密度のなんと濃いこと。[投票(6)]
★3キートンの漂流(1921/米)水槽に浮かべられた船と回転する船内セット、そしてロケされた実際に水上を走る船の三つを巧みに使ってキートン一家のアドベンチャーが見事に展開される。現代のアクション映画やパニック映画は全てこの作品の延長線上に存在している。[投票]
★4キートンのマイホーム(1920/米)キートン夫婦がまるで生き物のような出来そこないの家に立ち向かって行くさまが傑作。踏み切りで立ち往生する機関車ギャグも絶妙。巨大装置を巧に使ったコメディの手本のような映画。それと、奥さん役のシビル・シーリーがなかなか可愛い。[投票(1)]
★3殺陣師段平(1962/日)ひとりではしゃいでいるという観もなくはない中村鴈治郎、インテリを地で演じているような市川雷蔵、素人臭い高田美和。それでも、何故か好感が持てる佳作。黒澤明脚本と大衆作家瑞穂春海監督の技あり。[投票(1)]
★2時の香り リメンバー・ミー(2001/日)肝心の時を感じない。79年という時代設定が間違えのもと。日本の戦後社会の文化的境界線は72〜73年あたりにあるわけで、79年と現在では大した変化はないのです。まあ、その前にこんなピンボケ脚本じゃどうしようもないけど。[投票(1)]
★2ゴルフ狂の夢(1920/米)ゴルフ場から刑務所へというスチュエーションの中で、小ネタが繰り返されるだけでチョッと退屈。やっぱりキートン映画はもっと広い空間移動があったほうが面白い。[投票]
★3キートンの化物屋敷(1921/米)バラバラのパーツに分かれた人間がくっついて動き出すトリック撮影が今見ても新鮮。暗闇と明るい場所とのフィルター表現も面白い。この時代にしてはカメラとフィルムの光学機器としての特性をかなり意識しているのが良く分かる。[投票(1)]
★2キートンのハード・ラック(1921/米)一見ありそうで期待してしまうが実は何もないストーリーに気をとられてしまうので、次から次へと繰りだされるギャグが上滑りして笑えない。物語とネタのバランスが悪く映画として今ひとつの完成度。[投票]
★3キートンのハイ・サイン(1921/米)いきなりの特大新聞とお茶目な巨大悪漢の登場シーンが笑える。ストーリーもしっかりしているのでネタに裏づけの意味が生まれギャグが活きてくる。あのチャップリン見たいな酔っ払いはパロディでしょうか。[投票(1)]
★3キートンの強盗騒動(1921/米)上下をカットしてワイド画面比率で左右の距離感を描写したり、シルエットで暗闇の中の逃走を見せるなど旺盛な実験的表現に驚いた。車や列車とからむ追っかけのスピードとタイミングは、さすがキートン。[投票(1)]
★4キートンの即席百人芸(1921/米)同一画面に多数登場するキートンには驚く。そのほか、双子姉妹、猿と人間、大男・小男バラバラのスラブ兵など、ギャグよりも「同じもの・似たもの・似ているがちがうもの」という視覚的な楽しさに溢れた映画らしい映画。[投票(3)]
★3ベスト・キッド(1984/米)日系移民ミヤギ軍曹が、大戦中に悟ったであろう感情的で理不尽な攻撃に対してはひたすら守りつ続けること、という信念は果たして若いマイノリティ・ダニエル君に伝わったのだろうか。空手着や車よりも、それが一番の贈り物のはずなのだが。[投票]
★3ハメット(1982/米)セットなのに坂を意識して傾いて車が止まる芸の細かさ。巨大なサンフランシスコと怪しげなチャイナタウンを、全て舞台装置の中に押し込めてしまい濃密な空間を作り出すのはさすが。しかしアクションやサスペンス描写がとろいのも、またヴェンダースならでは。[投票]