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[コメント] 丹下左膳餘話 百萬両の壷(1935/日)

半世紀も経過したモノクロ映画、それに加えて時代劇ということで(僕のように)食わず嫌いをするのはもったいない。これだから映画はやめられない。
モモ★ラッチ

伝えたいこと表現したいことをそのまま描いたんじゃあ芸がない。最低限のことを描くだけであとを想像させる。それこそ表現の醍醐味である。

丹下左膳のキャラクターがまたキュート。話を平衡して描いているのに全く混乱しない。これ時代劇なの、途中から分からなくなった、否、気にならなくなった。大体優れた映画をジャンル分けしてしまい食わず嫌いしてしまうことほど勿体無いことはない、当たり前のことを再認識させられた。

古臭さなど微塵も感じなかった。そして、真に面白い映画は時代が流れても、過去のものにならず、絶えず現在進行形の映画として君臨し続ける

(評価:★5)

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