[コメント] クレイマー、クレイマー(1979/米)
タタタタ、タタタタ、タタタタ、タタタタ、タタタタ、タタタタ、タッタ
**ネタバレ注意**
映画を見終った人むけのレビューです。
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これ以降の文章には映画の内容に関する重要な情報が書かれています。
まだ映画を見ていない人がみると映画の面白さを損なうことがありますのでご注意下さい。
まずジョアンナ(メリル・ストリープ)にむかついてむかついて。
テッド(ダスティン・ホフマン)が疲れて帰ってくるといきなり、別れたいのと言い出す。
息子はどうすると訊かれ、引き取らない、そのほうが「子供にとって」いいの、そんな無責任な。自分にとってじゃないの、それは偽善だろ。
旦那は途方にくれ、挙句の果てには職も失う。
その後悪戦苦闘する父親と息子を見ているとほんわかさせられるのは事実なのだが、母親はどうした?その違和感は拭えない。
家庭を持ちながら、自由でありたい気持ちと何かに挑戦しようという意欲を持った、いうなれば自立した女性、ジョアンナ。しかし映画が全く彼女に時間を割いていないのはどういうわけだ?冒頭出て行ったきり50分ぐらい彼女の影もなかった。そして現れたときには息子が欲しいという始末。これじゃあどうやっても彼女に感情移入できず、その気持ち分かるよなんて言えやしない。
とまあ映画自体は見せ方に一方的な感はあるが、テッドにとっては息子との関係を見直すよいきっかけだったのかなと思うことにしますか。仕事ばかりで家庭を顧みないとこうなりますよという世の男性諸氏への警告もちゃんと受け取りました。
何はともあれギターの奏でるあのテーマ曲が一番好きです。
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