[コメント] 暗くなるまで待って(1967/米)
徐々にボルテージが高まっていくスリラーに、どぎつい仕掛けは不要だ。オードリーの意外性のあるキャスティングも程よい。
**ネタバレ注意**
映画を見終った人むけのレビューです。
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冒頭の曰くありげなテンポのよい空港のシーン。これを観たときこの映画は傑作の予感がした。
密封された場所(スージーの部屋)と場所(車内や電話ボックス)をカメラが行ったり来たりするだけなのに全く飽きさせないのは、悪役三人の造形の確かさとユーモアとスリルの使い分け。言い換えれば緊迫した場面と弛緩した場面の使い分けの巧みさの証左。
目が見えないことを逆手にとって、部屋の灯りをすべて消し去り、相手を自分の土俵に引っ張り上げたスージーの頭の良さと行動力は、妻を甘やかさない夫の愛情の賜物であろうか。
しかしアラン・アーキンの粘っこい発音は神経を逆撫でする。
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