[コメント] 白い船(2002/日)
あこがれ。
それぞれの年代によって違いはありつつも抱くに違いない、あこがれ。
少年の抱く、大人から見ればちっぽけな、それでも純粋で一途なあこがれ。
大人の抱く、今の自分に不満を持ちつつもそれでも歩いていかなければいけない、そんな理想との板ばさみのあこがれ。
そして老年になって抱く、未来を持った者たちに対するあこがれ。
青すぎる海。それは各々のあこがれが反映されたのごとき美しく、僕にはまぶしすぎるほどだった。
そしてその青さは、日本映画らしい青臭さに通じつつも、それにあこがれる自分がいて、穴があったら入りたい気持ちだった。
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