人類の融合の象徴だったオリンピックに対するまなざし（ひいては世界情勢）が50年間でこれほどまでに変わったのかという印象を受けました（終わることのない紛争や勃興するテロ、ソビエトを筆頭とする共産主義国家の壊滅、中国やアフリカ諸国の台頭）。

そんな中でも52年前と変わらないもの（選手同士のスポーツマンシップ、躍動する肉体、選手の動静に一喜一憂する観客）があることに気づかされ、心が洗われました。

オリンピックに関する様々な問題（行き過ぎたナショナリズム、桁外れの不透明な財政問題、ドーピング等々）が叫ばれているが、個人的にはこれらの問題を乗り越えて永遠に続いてほしい。

おそらくオリンピックが中止される時は人類が滅亡する時だと思う（かつて中止された大会はすべて世界大戦関連だった）。