[コメント] ファーストフード・ネイション(2006/英=米)
想像力のない人たち(09.6.11)
この作品は「現実を見ない人間」を描いてる事に終始してる。
バイトが唾をかけたバーガーには気づかず、視察して廻る男。 彼は施設の機械や服装など物事の外見でしか判断出来ない。
恋人が倒れ、体を売ってまで手に入れた仕事が屠畜で涙する女。
そんな労働者の心、動物の命を微塵も感じさせないパテが 今日も工場を流れていくのだ。極めて画一的で均一な商品として。
そして企業は次に売る商品を考える。我々はパテの話など気にせず肉を頬張る。
少し想像してみよう。この食べ物はどこから来たのかと。 それを普段から意識すればラストの屠畜シーンを可哀想だとは思わないはずだ。
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