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★4 | ペパーミント・キャンディー(1999/日=韓国) | 汚れちまった俺の手には、今、何が握られているのだろう? そして、この足は、一体何処へ引きずられていくのか? 現在、懐に『ペパーミント・キャンディ』は、幾つ残っているのか? [review] | ひゅうちゃん, おーい粗茶, ゑぎ, ジョニー・でぶ | [投票(4)] |
★4 | 座頭市の歌が聞える(1966/日) | 子供の前で袋叩きに合う市。キャグニー『汚れた顔の天使』を彷彿とさせる高岩肇の脚本が泣ける。惜しむらくは酌婦と浪人の挿話。天知・小川ともに冷めたキャラであるため恋の再燃の可能性を見出せず応援しようという気も起こらない。 | KEI | [投票(1)] |
★5 | 長屋紳士録(1947/日) | お母やん坊やが茅ヶ崎の海岸と路地を巡るシーンを筆頭に全画面、壮絶なまでに映画的。吉川満子との会話、着膨れした坊やの造形なども神懸っており、これが戦後日本が生んだ最初で最高の芸術的創作物であることを俺は信じて疑わない。 [review] | けにろん, 3819695, ゑぎ | [投票(3)] |
★5 | まわり道(1975/独) | 人間嫌いで、故に実業と縁が薄く、その割りに押しに弱く、親のスネカジリで、意外と面倒見は良く、良いけれど飽きっぽくて、それを理屈で割り切って、平気で人を裏切る、そんな文学徒弟の主人公が自身の [review] | さなぎ, moot, tomcot | [投票(3)] |
★5 | 仁義なき戦い(1973/日) | 理想、失望、これも立派なニューシネマだ。サム・ペキンパーは(『昼下がりの決斗』と)『ワイルドバンチ』で西部劇の因習を破壊したが深作欣二もこれで東映仁侠映画の伝統を粉微塵に打ち砕いた。ジャンルを越えて語られるべき記念碑的作品。 | ジェリー, 緑雨, 淑, ジョー・チップほか7 名 | [投票(7)] |
★4 | ストップ・メイキング・センス(1984/米) | 16x9 [review] | おーい粗茶, けにろん, 淑, 寒山拾得ほか6 名 | [投票(6)] |
★3 | 理由なき反抗(1955/米) | 友情も恋愛も薄っぺらく、親子が迎える結末も安易で、ストーリには全く乗れなかったが、ニコラス・レイの端正な画面作りには感心した。チキンレースのシーン、水の無いプール、プラネタリウムのシーンが良い。 [review] | モノリス砥石, 3819695 | [投票(2)] |
★4 | 猟人日記(1964/日) | TAKE5 [review] | ジェリー | [投票(1)] |
★5 | 江戸川乱歩全集 恐怖奇形人間(1969/日) | 天賦。 [review] | ジェリー, まー, ペペロンチーノ, 直人ほか7 名 | [投票(7)] |
★4 | 家光と彦左と一心太助(1961/日) | 沢島演出はお江戸の空気ってものを体感させてくれる。錦之助の喜劇センスにも驚愕した。 | 淑 | [投票(1)] |
★5 | 座頭市物語(1962/日) | 「知己」という言葉の意味を思い出したいとき、何度でもこれを見るといい。 [review] | 淑, けにろん, 寒山拾得, ペペロンチーノほか7 名 | [投票(7)] |
★4 | 赤い殺意(1964/日) | 姫田のカメラ、黛の音楽と、映画芸術的見地からみれば今村の最高傑作かも知れない。しかし彼に求められているのはそんな洒落たものではない。『にっぽん昆虫記』から『人間蒸発』への長過ぎたステップ。 [review] | ひゅうちゃん, けにろん, ぽんしゅう | [投票(3)] |
★5 | 晩春(1949/日) | ジャンルに〔Comedy〕も追加して欲しい。 | モノリス砥石, buzz, Cadetsファン改めジンガリーLove | [投票(3)] |
★5 | 不安は魂を食いつくす(1974/独) | 「国家と民族」、未だ解決の兆しさえ見せぬ「移民問題」を扱う痛烈な社会性が、像も時間も与えらぬ”空白の慰安旅行”を中軸に、「男と女」に纏わるより普遍的で通俗な恋愛悲劇へと”反転”される、 [review] | けにろん | [投票(1)] |
★3 | 西鶴一代女(1952/日) | 一貫性の無い行動の全てが裏目に嵌る主人公おはる最大の悲劇は”産みの親”が「その文体は女の体温よりは小判や刀の冷たさに適切」と評された西鶴だったことであるのかないのか。その数奇な運命に感慨を感じないではないが溝口が東宝系で撮った作品はメッセージ性ばかりが前に出、美術映像関係の充実がさほでもないので不満が残る。 | disjunctive, けにろん | [投票(2)] |
★3 | 天城越え(1983/日) | 脚本にも参加している師匠・加藤泰を思わせるローアングルショットと女性描写が入念な回想シーンの出来は良いのだが、既に多くの方が指摘されている通り、現代シーンがあまりにもチープで眼を覆いたくなる。 [review] | YO--CHAN, けにろん | [投票(2)] |
★3 | 貸間あり(1959/日) | 川島雄三の人間喜劇は起承転結を物語ることよりも「その場のその人々の間に流れる空気」を伝えることに重きを置いているのだ、ということがとても良く解る作品。フランキーと淡島の間に流れる空気の濃密さに(森繁贔屓の)俺は嫉妬してしまった。 | KEI, 寒山拾得 | [投票(2)] |
★4 | 儀式(1971/日) | 死をもってさえ止められぬ永遠の現在進行形、『儀式』はいまも終わらない。 [review] | DSCH, KEI, 直人, ジョー・チップ | [投票(4)] |
★5 | 戦場のメリークリスマス(1983/英=日) | 蒼冷めた月光と、灼熱の陽光に交互に照らし出され、錯綜する男たちの愛と憎しみ。これほどまでの傑作とは正直、思ってなかった。 [review] | 太陽と戦慄, 緑雨, 水那岐, chokobo | [投票(4)] |
★5 | 柔らかい肌(1964/仏) | 次の上映開始時刻まで、ギリギリで間に合うか、間に合わないかというとき、俺は慌てず急がないことにしている。予告編があるかも知れないし、プログラムに遅れが生じているかも知れない、と期待するからだ。この映画はそんな俺に、もう一つ期待すべきものがあることを教えてくれた。 [review] | KEI, ナム太郎, 煽尼采, けにろんほか6 名 | [投票(6)] |