[コメント] 真昼の決闘(1952/米)
鋭い社会批判、11時59分から正午までの一分間のアノ興奮…そして痛快なラスト!アクション・シーンの切れの無さを差し引いても本作がアメリカ映画の歴史を変えた大傑作であることは揺るがないハズ!
**ネタバレ注意**
映画を見終った人むけのレビューです。
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ラスト、勝利したゲイリー・クーパーは保安バッジを自らもぎ取り地面に叩きつけます。当時、このシーンを見た赤狩り推進派のジョン・ウェインは本作を「最も反アメリカ的な作品」と切り捨て全米で物議を醸したそうです。
本作のスタンスは10年後のサム・ペキンパー監督作品『昼下がりの決斗』に受け継がれ、同監督の『ワイルド・バンチ』で名実ともに完成されたと言われています。(私的には『ワイルド・バンチ』にそれほど深いテーマ性を感じないのですが…。)
これが西部劇というジャンルを滅亡に導いたと厳しく糾弾する熱心なファンの方も多いようですが、それも時代の流れ自然の摂理だったのでしょうね。
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