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[コメント] アイ,ロボット(2004/米)

本当に怖かった。(05・10・12)
山本美容室

**ネタバレ注意**
映画を見終った人むけのレビューです。

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 2035年シカゴという近未来の設定が不自然なく映像化されていた。冒頭のウィル・スミスがスティービー・ワンダーの「迷信」をリモコンでかけるシーンからゾクゾクしてしまった。2005年のパソコンがロボットという感覚なんだなぁ。毎日新しく人間らしくアップデートされていくんでしょう。ウィルスソフトみたいだね。ロボットを人間らしくする仕事をしているカルヴィン博士ブリジット・モナイハンが良いね。NS・5を開発したジェームズ・クロムウェルが自殺した事でその謎を一緒に追及し始める。ゾクゾクするような展開だ。

 サニーというロボットアラン・テュディックを容疑者として取り調べていくうちに「機械の中の幽霊」と博士が呼んでいたものが分かってくる。トンネルでウィル・スミスがロボット集団に襲撃される場面はゲームセンターみたいだったなぁ。あの車はどうなっているんだろうか。USRに侵入してヴィキというマザーコンピューターにナノロボットを突き刺す場面はスリル満点。あそこが一番怖かった。あのデザインは宮崎駿の影響受けてるなぁ。良い事だけどね。

 切ないのはウィル・スミスの過去。ロボットが子供より自分の命を助けたからロボットが嫌いになったという体験。腕が機械になっていたから「奴もロボットだから襲われたのか?」と思ったなぁ。このへんがロボット三原則を上手く使ったミスディレクション(錯誤)だなぁ。この映画はSF映画の古典になるのではないだろうか。

(評価:★5)

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