[コメント] 007/ダイ・アナザー・デイ(2002/英=米)
シリーズとは別モノの世界でありながら、ジェームズ・ボンドのキャラは生かされ、しかも悲観的でもない。リー・タマホリスゴイ。
かつて『消されたライセンス』でもスパイの資格を剥奪されたジェームズ・ボンドであったが、あの時は本人自身も悲観的でありティモシー・ダルトンというキャラクターがボンドのイメージをやや陰湿なものにしていたが、今回は違う。
相変わらず出だしの迫力、その大波に乗って登場するボンドのアクションもさつことながら、とにもかくにも爆発、追跡、対決、という構図は失われていない。この迫力はかつての輝きを取り戻したと言えるものだ。ダルトンのシリーズでは『トゥモロー・ネバー・ダイ』に匹敵する迫力と言えよう。
筋書きもなかなか充実していて、今回は北朝鮮にターゲットを絞る。スパイが活躍する場所が失われているようだが、今回も十分に働く場所は与えられた。
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