[コメント] 素晴らしき哉、人生!(1946/米)
「自分の責任から逃れなかった人間にはかなわない」というセリフが出てくる小説があって、それにわたしはいつも頷きつつ羨ましく感じていたんだけど、この映画を観たらその気持ちがもっと強くなった。本当にかなわない。
**ネタバレ注意**
映画を見終った人むけのレビューです。
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まったく良い映画ではあるし、大泣きしたのも確かだけど、それでもジョージはそれなりに家族や仕事といった結果を持った人間であったということは素直に★5をつけられない理由であるかもしれない。
何にも成していない人間が本当にいなくなって何かが変わるかというとそうとばかりも言えないだろう。手に何も持っていなくても、それでもあなたがいなくなったら困るのです、と言ってくれるたった一人の人がいるというドラマの方が好みと言えば好みです。
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