[コメント] ヴァン・ヘルシング(2004/米=チェコ)
映画を見終った人むけのレビューです。
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CGや色使いは一流の趣だと感じさせられる。ストーリーについてはああすればよかったこうすればよかったと言えない事も無いが、最近この手の映画を見ていなかったためか、気にならずに楽しんで見れた。 ドラキュラのキャラがちょっと「歌いすぎ」って感じで温度差感じたけど、見て感じるのは、つくづくアメリカってディズニーアニメな国なんだなってこと。あんな荒唐無稽なアクションや、演技過剰とも思われるヴァンパイア族、その間抜けな僕、よく喋る脇役などの登場人物。全ての設定や動き・演出が、小さい頃見たアニメとオーバーラップされ、「まあいいや」ってちょっと童心に戻って身を委ねてみたら、案外安心してみることが出来た。
映像も含め、まったく予備知識なしに見たけど、スッポリ楽しませてもらいました、ええ。
で、敢えて大人的ダメ出し ヒロインが序盤ロープにぶら下がって戦うシーン。 ロープに捕まりながら、下から上ってくる敵を足で蹴ったり剣でなぎ払ったりする。 その時のヒロインがいっぱいいっぱいな感じが嫌だ。 「ウウッ」っとか嗚咽を漏らしながら蹴ったりして、もう限界です助けてって感じ。 もうちょっとお嬢様キャラが演じるアクションシーンなら「嗚咽OK」だけど、あれだけのコスプレしてて嗚咽もらして戦っちゃかっこ悪くていけない。 「銃のエキスパート」って設定のはずなのに、撃つ時に目をしっかり閉じてたら「うっそーーーん・・・」ってなるじゃん。ソレ的な。
あと、ヒロインがあっけなく死んじゃうの。あそこだけある意味リアルな演出。「人体」ってもろいじゃん実際。転んで手をついただけで骨が折れたりするほど壊れやすい。で・も・、それまでさんざん、人体耐久力の限界を完全に簡単に超えたアクションシーンを見せられているから、「なんだよ体当たりごときで・・・」って感じちゃうの。 ジムで日頃鍛えている俺でさえ、あのジキルに裏拳でどつかれただけで、簡単にアバラ5,6本やられると思うわ。ヘタしたら内臓破裂するぞって落下シーンなども数々あった。ジャッキー・チェンだったら本当にやって大変なことになっちゃうよ。。。とにかく、そういった演出の結果、最後あっけなく死ぬように感じる。
あのドラキュラをも殺すウルフパワーのマックスパワーがいかなるものかは想像もつかないが、コスプレしながらも嗚咽漏らしていっぱいいっぱいの実は軟弱なヒロインは、狼男に注射を打つために、極限までテンションが達している狼男のフルパワー「ウルフアタック」の強烈な一撃を、避けることなくまともに全身で受け止めた。その衝撃により、内臓破裂で即死。多分走ってきたトラックに跳ね飛ばされるの以上の衝撃。普通死ぬでしょ、ってか潰れるでしょ。。。
でも潰れず綺麗なまんまだったのと、ソファまでは壊れなかったのが、再びアニメ。。
あと、ドラキュラ族の空からの攻撃が「足でどつくだけ」ってのはかなり笑えた。
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