[コメント] 雄呂血(1925/日)
雄の血の叫び。うまくゆ〜くこいなん〜てこい〜じゃない〜♪ (松田春翠の“活弁トーキー版”で鑑賞。) ☆5.0点。
血の涙を噴き出さんばかりの激情。それを体現する大立ち回り。そしてそれを齎す物語の語り口(流れ)。プラス活弁。文句なしの☆5点である。
reviewでコメテータの皆さんは「しかし少しは」「幾ら何でも」も常識人のように主人公を諌めているが、どっこいオイラは100%主人公に感情移入で一緒に血の涙を流し出しそうなくらいだった。いや、オイラも現実界では今のところブチ切れたりしてませんし本当にやったら(秋葉原殺人ですから)更に悲惨になる事は判りきってるとは思います。
しかし、好きな女に嫌悪の目で見つめられる、これ以上に辛い事が男にあるのか?とオイラは言いたい。本当の自分を理解して欲しいともがき(いや多分向こうは理解した上でなんだろうけれど)、益々嫌われてしまう悲惨。これ以上の苦しみがあるのか。この苦しみの深さを理解出来ない男は本当に女を愛した事が無い奴だ!(相思相愛? フ・ザ・ケ・ル・な!) reviewでは善良ぶった評論しか見られないが、この映画が名作として輝いている事実が、古来大衆は「男の哀しさ」を理解していた事を示していると信じたい(迷作…?)。
『オペラの怪人』('25年/米)では流石に…100%感情移入は出来なかったが、今回こそはよくやった!と言ってやりたい。
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