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[コメント] めし(1951/日)

Yasuさんの淡白なあらすじでは何だか身も蓋もないが、しかし実際それ以上でも以下でもない。でもそれがこんなに豊かで面白くなるなんて、日本映画は素晴らしい。☆3.9点。
死ぬまでシネマ

原 節子が大阪で毎日飯炊きに明け暮れていたら、そりゃやつれる。蒼井 優のニタリ顔の原型。初恋の味、カルピス。

上原 謙の美徳は<優しさ>より<堅実>か。それ故に色々みた主婦も帰ってゆくのか。

20歳にもなってと言うが、20歳で色々挑戦してんじゃないの? 島崎雪子。暖かい親類のフォローがあって、自分の道が見つかるなら素晴らしい!

1951年の大半の日本人は、映画館でこんなの見せられて半分その気になったりして、でも帰り道々、自分の生活の力にしていたんだろう。登場人物の日々の心情に寄り添い、反発し、感心する日本映画とは、何て素晴らしいのだろう。ラストのモノローグは、赦す。

(評価:★4)

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