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[コメント] あゝひめゆりの塔(1968/日)

他の作品はすべてかつてに観た。ゆえにこの作品が私が観た、現段階での「ファイナルひめゆりモノ」となりました。
takud-osaka

**ネタバレ注意**
映画を見終った人むけのレビューです。

これ以降の文章には映画の内容に関する重要な情報が書かれています。
まだ映画を見ていない人がみると映画の面白さを損なうことがありますのでご注意下さい。







 意外としっかりした出来栄でびっくり。  当時の日活にしては金をかけて丁寧に作っている。冒頭の現代のシーンに、全共闘運動へうつつを抜かす当時の若者への強烈なメッセージが込められているように思う。  戦後23年経過のこの作品の段階ですでに我々日本人は、もうすっかり戦争を忘れて平和ボケし始めていたのだなぁ、と暗澹たる想い。

(評価:★4)

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