[コメント] 修羅雪姫(1973/日)
ウジウジ、ジメジメの藤田敏八の突き抜けた劇画調にびっくり。痛快です。
**ネタバレ注意**
映画を見終った人むけのレビューです。
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中田喜子が放っておかれて、あの娘どうなんだよ!と思ってたら最後で納得の落とし前。あれが良かった。復讐の鬼と女に戻って情に揺れる落差をもっと出して欲しかったのだが、その辺が弱かった感があるけど。
梶芽衣子の美貌も劇画チックな演出のなかで引き立っていた。ただ、最初で仕込み傘を見せているのだから、途中で短刀など使わず仕込み傘で通して欲しかった。着物姿なので殺陣の見栄えから短刀も入れたかもしれないけど、殺人マシーンとしては物足りない。結局長い刀を持って一刀両断にしたシーンでケレン味全開になったのだから。 劇画調は悪くないけど、終盤の舞踏会をはじめとして安っぽいセットの多用はいただけなかった。
音楽は平尾昌章で、演歌とジャズが入り混じる。これは意外なおもしろさがあった。
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