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けにろんさんのお気に入りコメント(50/781)

悪童日記(2013/独=ハンガリー)★3 悪童というより、愚童だね。殴り合ったり、絶食したり。子どもらしい愚かしさであるとは言えるが。 [review] (G31)[投票(1)]
悪童日記(2013/独=ハンガリー)★3 現実の浸食を拒む自衛心が、非情な意志に育つまでの話。これを歪んだ成長とは呼べまい。双子は置かれた環境のなか、忠実に母の「強くなれ」という教えを守っただけで、歪んでいるのは世界の方なのだ。少年の面構えと、乾いた陰影を映すC・ベルガーの撮影に戦慄。 (ぽんしゅう)[投票(2)]
悪童日記(2013/独=ハンガリー)★5 真正の『地獄でなぜ悪い』。好むと好まざるとにかかわらず地獄に叩き込まれた双生児は、パパとママのいい子である過去を脱ぎ捨てて冷徹で狡猾な大人のオーラを漂わせるに至る。「戦争のせい」などとは言わない。双生児の望んだことは地獄に順応することであり、その目的のためなら裏切りも制裁も厭うところではなかったのだ。 [review] (水那岐)[投票(4)]
無防備都市(1945/伊)★3 マンフレディに対するご婦人のシナの作り様からマリーナの顛末に至るまで攻撃的な母性が充溢するのだが、攻撃性と母性がかみ合わないようにその充溢には不斉がある。 [review] (disjunctive)[投票(1)]
海にかかる霧(2014/韓国)★3 「船が揺れてない」問題と「漁師最強説」の落日 [review] (ペンクロフ)[投票(1)]
クリーピー 偽りの隣人(2016/日)★3 ☆3.5くらい。犬がいきなり画面の手前からにゅっとインすると、妙な違和感。そういう(?)映画。誰が誰でも何が何でも、男が女で女が男でも人が犬で犬が人でも、映画は映画。だがそれを見るわたしらはけっして映画そのものではないので、現実をどうしても気にしてしまう。そんな中で、めくるめく絶叫だけが無理くり映画を現実にする。 (きめこめ)[投票(2)]
シン・ゴジラ(2016/日)★3 ゴジラ映画としては☆5つ、映画としては☆3つ。アニメキャラの如く、画面の中に実存することのない空疎な人物達は、見る者の思い入れ次第で軽重を変じる。ゴジラそのものはと言えば、オリジナルを発展させたCGトレースが正統の系譜を継承し得た(ように思える)。何も思い入れのない(筈の)子どもらがどう見たのかは、知りたい気がする。 (きめこめ)[投票(3)]
シン・ゴジラ(2016/日)★5 たとえるならあれだ。近所の子どもと散歩しつつ彼お得意の恐竜話を聞いていた時「○○サウルスはね、あのビルよりも大きいんだよ」と言われて思わず立ちすくんでしまった時のあんな感じだ。その瞬間、いつもの町がとんでもなく恐ろしい光景に見えたんだ。今でもたまに怖くなるんだよ、その恐竜の名は憶えてないのに。 [review] (tredair)[投票(5)]
円卓 こっこ、ひと夏のイマジン(2014/日)★4 大女優・芦田愛菜をウヒウヒ観に行ったら、大人にも難しいほどのレベルの高い哲学話だった。太陽の塔の後ろ姿しか写さない行定の技量。 [review] (ペペロンチーノ)[投票(1)]
円卓 こっこ、ひと夏のイマジン(2014/日)★4 なんて素敵な夏休みだ…!この歳でこの芝居が出来る女優がいてこそ成り立つ作品。小さな体で、すごい存在感の芦田愛菜。 (あちこ)[投票(1)]
円卓 こっこ、ひと夏のイマジン(2014/日)★4 人は好奇心と想像力で成長する。社会と自分の関係や立ち位置を築くための原動力が好奇心なら、社会のなかの自分と他者の距離関係を創るための必須が想像力。ややもすると大人でも、そのバランスを見失う。今の世の中、想像力を欠いた好奇心の暴走が蔓延している。 [review] (ぽんしゅう)[投票(1)]
ブラック・スワン(2010/米)★2 ただただぐるぐるして、どこにも辿りつかない。病めるプリマも、その他大勢も、舞台もカメラも物語もひたすらぐるぐるぐる。んで、時々止まってトイレでゲロを吐く、の繰り返し。 [review] (はしぼそがらす)[投票(2)]
ニクソン(1995/米)★2 191分という長さがつらい。『JFK』と違って事件の解明というストーリーでなく、人物の解明が焦点なのだが、ニクソンではあまり興味ない。 [review] (ジークフリート)[投票(1)]
シン・ゴジラ(2016/日)★3 こういう規模の企画を一本の映画としてまとめ上げ、なおかつ興行的にも成功させる、庵野秀明という人は映画監督である前に一流の映画プロデューサーなのだろう。この映画最大の不幸は田中友幸円谷英二に当たる人物はいても本多猪四郎が不在という点である。いびつな映画だが『真昼の決闘』を見た人間が『リオ・ブラボー』を作ったような事態が起きることを期待し、この映画の成功自体は大いに歓迎する。 [review] (Sigenoriyuki)[投票(11)]
アンジェリカの微笑み(2010/ポルトガル=スペイン=仏=ブラジル)★3 相変わらず余裕の極致のオリヴェイラ。撮り残したものをまさぐるがごとく、シンプルにしかもしつこくそしてコミカルにやさしく、恋を奏でる。しかしその相手は死びとだった、、。 [review] (セント)[投票(2)]
アンジェリカの微笑み(2010/ポルトガル=スペイン=仏=ブラジル)★4 本作もノイズの映画。信じがたいような、誇張されたラジオのノイズと共に、主人公イザクは登場する。彼はノイズを纏う人なのだ。道路を走る大型車の音。葡萄畑を耕す鍬、或いは耕運機の音。農夫たちの歌声。 [review] (ゑぎ)[投票(4)]
リアリティのダンス(2013/チリ=仏)★4 極彩色チープ神話を描いてエロ・グロ・ナンセンスの花が咲き誇る様が好し。共産主義の旗手から思いっ切りぶれ、最後に帰ってくる場所までの鬼親父の思想的遍歴が描かれる後半も妙に寓話的で楽しく、昔気質の彼の矛盾が愛すべきキャラとなって提示される。それは踊りまくるアンチリアルであり、歌劇にも似た単純でコミカルな街の歴史にも重なる。 (水那岐)[投票(2)]
リアリティのダンス(2013/チリ=仏)★4 このような自伝的作品が(願望を交えた改変を施したらしいのだから、よりいっそう)自作解説としても成立する程度に、やはりアレハンドロ・ホドロフスキーは私的な作家だった。たとえ物語に幾多の艱難が押し寄せようとも、それがドタバタ喜劇でさえある陽性の映画として撮られたことに快い驚きを覚える。 [review] (3819695)[投票(3)]
独裁者と小さな孫(2014/グルジア=仏=英=独)★4 冷徹な画面が怖い怖い映画だが、同時に、例えば、手を繋ぐ、手を放す、手で目を隠す、耳を塞ぐ、耳に手をあてるといった手の描写、或いは灯りや火といった光の道具立てを使ったシーンなど、繊細な演出の連続で、目が離せなくなる画面の映画だ。 [review] (ゑぎ)[投票(4)]
独裁者と小さな孫(2014/グルジア=仏=英=独)★4 子供にも充分理解できる、きわめて平易な寓話。しかしだからといって子供騙しにおさまることもなく、物語は衒学を避けてマフマルバフの訴えをストレートに表に出す。決して「お花畑」の住人の戯言ではなく、監督は混迷の母国にこそ必要な「負の遺産の連鎖」の撤廃を高らかにうたう。これは彼の真っ当な勇気こそを意味する血を吐くような叫びだ。 [review] (水那岐)[投票(2)]