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けにろんさんの人気コメント: 更新順(129/142)

人気コメント投票者
★3夜叉ヶ池(1979/日)冒頭の大干魃とラストの大洪水を海外ロケで強引に繋ぐ映画的一大ハッタリズムは良しとしても魔界の装置が舞台の呪縛に囚われている。何より玉三郎が白雪姫は兎も角、生身の女を演じることに致命的な無理があるのに約束事として通そうとするのが白々しい。直人[投票(1)]
★3新幹線大爆破(1975/日)爆弾撮影の為、深夜のガード下で陣取るカメラマンたちのプロ根性を始め異常時に対処する男達の無言の所業は全部良い。反逆の構図に囚われた犯人達も米パニック映画のルーティーンに塗り込められた社内乗客の描写も未だ70年代の残滓に冒されてるとしてもだ。ぽんしゅう[投票(1)]
★3小さき勇者たち 〜GAMERA〜(2006/日)「子供の味方」であるガメラというコンセプトを突き詰めた挙句に現出された神憑り的霊感リレーに良い意味での開き直りの境地を感じた。前半の鳥羽の風情の細緻で叙情性に富む描写も良く、怪獣バトルも実景との融合が精緻。ただガメラ可愛いすぎ。takamari, 水那岐[投票(2)]
★4PROMISE 無極(2005/香港=中国=韓国=日)導入での幽玄の極致とも言うべき女神の御宣託に規定された物語は、牛の大群で心のスイッチを切り替えれば後は成り行きを堪能しつつ見届けるだけ。そして、3人の男女の生な心の揺らぎに思わぬところから心を射られる。出来微妙だが好きだから仕方ない。HIBARI[投票(1)]
★2サンゲリア(1979/米=伊)とことんな伊映画屋魂はわからんでもないが、病的なまでに執拗な気持ち悪い描写の羅列には矢張り辟易する。炎天下の路上や公園で動物の死体を棒で裏返して見れば蛆が何百匹も涌いていた…そんな生理的嫌悪感を煽り続ける。唯一海中決闘シ−ンにはたまげた。わっこ[投票(1)]
★4隠し剣 鬼の爪(2004/日)謙虚に生きても世評や恫喝を己が信念のもと跳ね返す男の生き様。しかし、武士社会のロジックには従わざるを得ない…ここまではいい。しかし、仕事人みたく安易な解決の果てに辿り着いた安寧には安直さを感じた。役者が揃ったが特に緒方には参った。カフカのすあま[投票(1)]
★2闇の狩人(1979/日)大芝居を演じる仲代にリアリズムの原田芳雄が全く噛み合わない。『柳生一族』位なら洒落で笑えても、こうまでチグハグで、おまけに話が情に流れるので救いようがない。その他諸々オールスターズも素晴らしくゴッタ煮である。直人[投票(1)]
★3フランケンシュタイン対地底怪獣(1965/日)典型的キワモノの持つ悲哀感が愚直なまでのストーリーとシンクロし骨太と言えるまでの骨格を確保している。怪獣同志のバトルもスピーディで相当に見せる。しかし、愚直すぎて少々退く。直人[投票(1)]
★4犬の生活(1918/米)警官をおちょくりまくり、ベタギャグを執拗に反復し、野犬の群に噛まれまくるチャップリンに偽善の仮面を未だ知らない青年期の生々しさを感じた。であるからこそ、流れと分断され取って付けたかのようなラストが清々しい。緑雨[投票(1)]
★3ディック&ジェーン 復讐は最高!(2005/米)ジム・キャリー恒例の1人遊び芸満載の他愛のないコメディ…と言うには失業後の展開が切実に過ぎ笑うに笑えない。ただ、女房のティア・レオーニが軽やかに一緒に落ちていってくれるのが救い。価値観を共有できる夫婦ってのはいいよな。takamari[投票(1)]
★2駅 STATION(1981/日)倉本降旗健さんに仮託した自己陶酔の過剰な思い入れを万人が共有出来るとでも思ってるのだろうか?それが制御し切れずに大長尺になったもんを興行上の制約でやむなくブツ切りせざるを得なかったような代物は退いた目でしか見れない。ぽんしゅう[投票(1)]
★3フォーガットン(2004/米)絶対神なのか何か知らんが大風呂敷を広げておいて「愛は勝つ!」って大真面目に言われても、こちとら脳味噌スポーンってなもんで遣りきれない。ジュリアン・ムーアの独壇場な腺病質的演技全開の前半が結構緻密だっただけに残念だった。ちい星, わっこ, oh![投票(3)]
★3フライトプラン(2005/米)安定感のあるオーソドックスな画面構成には好感を持ったが、心理サスペンスの趣で開始された物語は謎が解き明かされる後半になるにつれ脚本の在りえない穴が露見されドッチラケ感が漂う。『フォーガットン』との類似も本作には酷であった。わっこ, 茅ヶ崎まゆ子[投票(2)]
★3さびしんぼう(1985/日)小綺麗にまとまってはいるが、富田靖子に典型的美少女と道化の2人の「さびしんぼう」を演らせたのが意図的に不純なものを感じるし、無意味な混乱を持ち込んでいる。作り手が自己陶酔した世界についていけないものを感じる。直人, おーい粗茶, ロープブレーク[投票(3)]
★2バージンブルース(1974/日)小悪魔にメロメロになる中年男という構図は古式ゆかしいのだが、男にも行き場がなく、どうしようもなくヘタレなのが気が滅入る。逃避行を続ける2人に刹那感は微塵もなく、挙げ句の果てに「バージンを守る義務がある」って何やねん。知らんわそんなん。水那岐[投票(1)]
★3セルラー(2004/米)サスペンスの「サ」の字もない導入と説得性のない御都合主義的展開に辟易する。それでも中盤以降はステイサムメイシーといった脇役者の力量がナマなヘタレ主人公をサポート。可もなく不可もないくらいには映画を押し上げた。すやすや[投票(1)]
★3小人の饗宴(1971/独)虐げられし者は、実は簡単に虐げる者になる。傷ついた駱駝や鶏への嘲笑は我々の日常に潜む本質への痛烈なアンチテーゼと解釈したい。ヘルツォークは全く呵責無い現実認識を観る者に突きつけるだろう。それは当たり前だが心地いいものではない。TOMIMORI[投票(1)]
★3着信アリ(2003/日)従来の閉じた世界に括られるホラーの頸木を打ち破る展開に思えた中盤のTV局での惨劇までは乗れた。しかし、再び内的世界に回帰した物語があろうことか現代病を持ち出しての謎解きに帰結するのでは当たり前すぎる。三池にしてはつまらん。おーい粗茶, ボイス母, ぽんしゅう[投票(3)]
★2大病人(1993/日)得意の取材力により病院という機構のメカニズムの矛盾点を突く訳でもなく、願望めいた平安死への伊丹の深層心理を普遍化せずに極私的且つ理解不能な般若心経一大ページェントに乗せて描いてしまった。或る意味、終着点さえ思わせる侘しさ。sawa:38[投票(1)]
★3ジャグラー ニューヨーク25時(1980/米)中盤でダン・ヘダヤが逸脱の兆候を見せてくれるものの、序盤の見せ場を頂点に展開のエスカレーションが規程の範囲内でしか進まず且つ下降していくという尻つぼみ映画。せめて役者にもう少し華でもあればと思う。ぽんしゅう[投票(1)]