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けにろんさんの人気コメント: 更新順(1/110)

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★4昭和枯れすすき(1975/日)2時間ドラマと大差ないストーリーと配役なのだが新藤野村ラインは熟達のコクを映画に付与する。分けても秋吉久美子のノンシャランを高橋の硬質と同一画面上で均衡させたのは演出の為せる技。他の出演者も総じてベストワークと言っていい。ぽんしゅう, 水那岐[投票(2)]
★4幼な子われらに生まれ(2017/日)再婚に於ける普遍的な確執を描いて何の奇矯な設定もない。のだが終始不穏な緊張感が持続。どんな家庭だってそういう危うい均衡上に立ってるのだとのクールな認識。斜行エレベーターや車窓景観や1人カラオケのリフレインが冷えて心地良い孤絶感を際立たせる。セント, 3819695[投票(2)]
★5わたしは、ダニエル・ブレイク(2016/英=仏=ベルギー)迷走するシステムの狭間で窒息しかける当たり前の尊厳。声を上げない慣らされた我々にローチは声を上げようと言う。食糧配給所のシーン。彼女がいきなり缶詰を開けて貪り食う。奇矯な行為だが、それを奇矯と感じさせない真実と共感を映画は内包している。disjunctive, t3b, 3819695, ぽんしゅうほか6 名[投票(6)]
★3ジャック・リーチャー NEVER GO BACK(2016/米)来りて去りなむの定番展開がもはやパロディに迫る域に達している。汎用型フランケンハーマーズウィック演出に卒はない。女性を相棒にして濡れ場無くスピーディーで打撃と関節技に重きを置いた殺陣も好調。これは500円のちょい美味仕出し弁当。ぱーこ[投票(1)]
★3TOKYO EYES(1998/日=仏)どういう訳か世紀末に復刻された70年代ATGアートフィルムの匂い。なので感情の不整合は感性で補ってチョーってな具合の良い塩梅での適当と風景の異郷性が懐旧感を煽る。吉川ひなのの天然なカリスマ性も緑魔子的フシギ小悪魔をトレースして好み。ぽんしゅう[投票(1)]
★5パターソン(2016/米)反復の快楽リズムが行き届く世界で豊潤なギミックが悉く効き粋そのものだが、本質は時代に迎合しないということ。日々移ろう空気や光や行き交う人々を総体として心から愛でる能動意思。虚構世界の中にしかアイデンティティを見出だせぬ時代へのアンチテーゼ。ナム太郎, 3819695, セント, ぽんしゅうほか5 名[投票(5)]
★5奥田民生になりたいボーイと出会う男すべて狂わせるガール(2017/日)可愛い娘ちゃんに目がハート胸ドッキュンな廃れリアクションに生命吹き込む希子初出シーン。世界中の男は妻夫木と同一化しスクリーンに没入するだろう。あとはキャラのクソビッチが突き抜け映画は自走する。行き着くソバ屋での詠嘆は存外に本物だ。ぽんしゅう[投票(1)]
★5ブレードランナー(1982/米)精緻な未来造形と主人公のハードボイルドな内省文体とレプリカントのアイデンティティへの哲学的憧憬。3者の完璧な統制の奇跡的な蓋然性。未だ神話領域にいたスコットの達成した偉業。『シャイニング』未使用フィルムの使い廻しがもたらす映画史的符丁。3819695, DSCH, ペペロンチーノ, 水那岐[投票(4)]
★2ゲルニカ(1949/仏)ゲルニカに対しピカソによって為された考察を上塗りするだけなのに、恰もオリジナルイシューであるかのような態度は如何なものか。方法論的に間違ってる気がする。具象から抽象への変遷が惨禍を表するというのも幼児的だ。機銃掃射のオーバーラップも又同じ。3819695[投票(1)]
★4三度目の殺人(2017/日)どんだけ『天国と地獄』好っきゃねんな接見所のガラス反射テンコ盛りだが2大俳優のガチエナジーと精緻なカット割りで一応魅せる。しかし真実究明の迷宮は、伝統的な情に棹差す展開が前面に出て後退。リンチを期待したが、所詮芳太郎だったみたいな。寒山, 3819695[投票(2)]
★4ダンケルク(2017/英=米=仏)状況説明無く叩き込まれる敗走の混沌地獄の遥か上空では静謐のロマンティシズムが支配する。その対比が全て。撃墜され海へと落下する画の美しさは宮崎押井へのオマージュめく。であるから、終盤の安直なヒロイズムで糊塗された収束は粋ではない。pinkmoon, まー[投票(2)]
★3エル ELLE(2016/仏)主人公を取り巻く群像カオスが皮相にオモロイが為に主線のレイプ事件が霞むし父親トラウマも後方に退く。卓下足ツンツンや双眼鏡自慰のエグキャラもユペールに呑まれて希釈された。引いては全体の統御なんて済し崩しだ。ならもっと崩れるのも一手だった。ナム太郎, ぽんしゅう[投票(2)]
★4ドント・ブリーズ(2016/米)往々にしてありがちな超常やサイコの陥穽に落ちぬのが良い。全篇、爺さんの行動は元軍人で盲目ならの妥当性に裏打ちされてる。演出も骨太。カメラ位置の必然を感じるし長回しも適宜。ただねえ馬や牛の種付けじゃあるまいし人間もあんなんでそうなるのかね?。まー[投票(1)]
★4冬の旅(1985/仏)出生由来やよくあるトラウマ等の帰納法的帰結ではなく、唯ひたすらに事象を演繹的に描くことにより自ずと浮かび上がる少女の強烈な自我と心の底まで冷え込みそうな孤独。一種の絶対映画の域に達している媚びの無さだと思うが余りに救われない気持ちになる。濡れ鼠[投票(1)]
★4フォックスキャッチャー(2014/米)精緻な心理劇であり全篇にわたり不穏な緊張を持続させる演出は文句なく素晴らしいのだが、言うたらデュポン一本かぶりの展開で余りに単線構造で視野が狭い。孤独なマザコン大富豪の自己崩壊を描くにそっちサイドの重厚な世界の抑圧が描写不足なのだと思う。緑雨, ぽんしゅう[投票(2)]
★5黒いオルフェ(1959/仏=ブラジル)時代を又舞台を置き換えて再解釈される古典は後を絶たないが、最高峰の1つと思われる。狂熱のリオを舞台に増幅される対比は狂騒と静寂、愛と憎悪に留まらず生と死をも炙り出すだろう。死の仮面の呼び寄せる刹那の火花とイメージの強烈さ!水那岐, ぽんしゅう, ナム太郎[投票(3)]
★5パッセンジャー(2016/米)人非人行為で得た誰憚らぬヤリマン天国から急転直下の凋落。以下この映画の感情の流れは男も女も徹底的に納得できるロジックに基づいておりシンプル且つ強固。スッピン系おぼこ顔とイケイケメイク系を往還するジェニファーも満喫。セット美術も秀逸だ。サイモン64[投票(1)]
★3ラ・ジュテ(1962/仏)事後の壊滅描写より戦慄的なのが平時のオルリー空港で不穏な空気が充満する。時間遡行による記憶に閉ざされた想いのロマンティシズムが明らかにアラン・レネ的なのだが、この形式は最初で最後の偶発。故に1ショット静止を解かれて動く画が凡庸に見える。寒山[投票(1)]
★4ジョジョの奇妙な冒険 ダイヤモンドは砕けない 第一章(2017/日)鬼面人を威す展開が馬脚を顕すとき俺の脳内で周回した疑念は合点に行き着く。これは正道な少年漫画だったんだと。その根幹を外さぬ三池のブレの無さこそ肝。予想外に計算行き届いた架空の町の創出に惹かれ、山田伊勢谷の徹したバカ演技に納得。Sigenoriyuki, 水那岐[投票(2)]
★4ダゲレオタイプの女(2016/仏=ベルギー=日)冒頭シネスコに仏語クレジットの恰好良さ。出そうで出ぬ幽霊の奥床しさは『雨月』な日本の伝統的嗜みを備える。毒素が草木を蝕む庭園は『カリスマ』初期コンセプトで土壌の融解は『』の再構築か。そういうモチーフをまぶすこれ見よがしでしたたかな作家性。3819695, 水那岐[投票(2)]