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けにろんさんの人気コメント: 更新順(1/129)

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★5東京家族(2012/日)オリジナルをなぞる冒頭5分の柄じゃないいかがわしさに或る種の覚悟を感じた。半端な3・11への言及や主役の交代をカバーし得る最高ランクの演技のコラボが醸し出す高度な擬似リアリズム。山田以外にはリメイク不可能とさえ思わせる隘路を縫った達成。緑雨, 死ぬまでシネマ, セント[投票(3)]
★3スパイの妻(2020/日)逆賊の妻に堕ちる決意に世界視野の判断なぞ微塵も関与しない女の性に黒沢は元より関心がないのに女優蒼井優の表現力が辛うじて崩壊を繋ぎ止めてしまう。それでも一大クライマックスになる筈のスクリーン前での大見得は展開の表層性ゆえに虚しく空転。KEI, ぱーこ, 太陽と戦慄, ペペロンチーノ[投票(4)]
★4メン・イン・ブラック3(2012/米)今更のタイムスリップネタの帳尻合わせの鮮やかな手際に興趣を覚えたわけでもないが、さほど好きでもなかった前2作の重しが随所に効いて小ネタが結構ツボにはまった。ウィル・スミスの闊達に抗するに老ジョーンズを廃した戦略が勝因。哀しいけどね。ロープブレーク, トシ, がちお, 3819695[投票(4)]
★5アシュラ(2016/韓国)架空都市の政財界の腐敗を軸にする痺れるくらいに正しきハードボイルド。汚職刑事と極悪検察、腐敗政治家に暴力組織と役者が揃い映画は転がりまくる。バイオレントな粘りも凄まじいがカースタントにも驚愕。全篇ノンストップの悪と非情とゲス根性の釣瓶打ち。DSCH, 死ぬまでシネマ, ぽんしゅう, セント[投票(4)]
★4あのこは貴族(2020/日)格差に言及せず何処に身を置いても其々の世界で前向いて生きていくしかないというフェミニズムの正しい在り様。女の情念の相剋がドラマを起動した時代は過ぎ去り低温世界で彼女たちは道を模索する。その極の生き方を繋ぐアンカー静河リオも又要件。ペペロンチーノ, ぽんしゅう[投票(2)]
★4星の子(2020/日)学校での顛末が後段で放逐される構成が彼岸に来てしまったような越境感を醸す。山道を行く観光バス窓外の渓谷バイパスの現世。両親を捜しての閑散とした夜の施設内の彷徨で彼女の何かが変わったわけではない。だが外と内を知り世界は広がった。取り敢えずは。IN4MATION, おーい粗茶, 水那岐[投票(3)]
★3天城越え(1983/日)加藤泰的な湿った思い入れが過剰に出て退くところと、旧態的撮影所システムの仕事にマッチして奥行きと厚みをもたらすところが混在する。ただ、そういう微妙な均衡を現代シーンの安い書割セットと拙い渡瀬の老けメイクが粉砕するのだ。センスを疑う。disjunctive, RED DANCER[投票(2)]
★4キングダム(2019/日)若き君主を立て覇権を奪回する旅路に参画する奴隷・蛮族・軍人の各々の思惑が統合される過程に必要な大風呂敷の納得性が映画枠の無理筋を押し切る。アクションの切れ、劇画的詠嘆ともに過不足なく、快演まさみと怪演大沢筆頭に良い面構えが揃ってる。disjunctive, tredair, さず, もがみがわ[投票(4)]
★2スローなブギにしてくれ(1981/日)男と女と女と男とがくっついたり離れたりを何だかはっきりしないままダラダラ続けてしんどいだけ。アメ車や米軍ハウスといった文化に余り関心無いらしい藤田敏八の苦し紛れのモラトリアム中年への偏向が益々映画を訳分からなくしてしまった。disjunctive, sawa:38[投票(2)]
★3ベルリンファイル(2013/韓国)序盤から世界中の対立軸をテンコ盛りに登場させてはみたが、とっ散らかしただけで俯瞰的視座が無く設定は雲散霧消。結局、中盤以後は得意分野の男と女と骨肉相食む兄弟の確執に終始。それでも、刹那を体現する役者は良い。特にジヒョンスンボムdisjunctive[投票(1)]
★4藁にもすがる獣たち(2020/韓国)世界が狭く底浅のきらいは拭い難いが、それでもチョン・ドヨンの造形するファムファタールがアジア的世帯臭と剣呑を帯びて出色だ。金策に窮する男たちのヒリヒリした鬩ぎ合いを尻目に鮫は脇目も振らずに回遊する。時制の錯綜が意味を持っているのもいい。セント[投票(1)]
★3シン・エヴァンゲリオン劇場版(2021/日)遥か彼方まで延伸・拡散するかに思えた『』の顛末が急転回して『』へと収縮していく竜頭蛇尾。第3村での長い顛末は後半の起動に関与せず帳尻つけるのにテンヤワンヤで、挙げ句に愛する嫁フォーエバーではシトやインパクトで失われた魂は立つ瀬がない。Orpheus, がちお, ロープブレーク[投票(3)]
★4仄暗い水の底から(2001/日)終盤で情緒過多なメンタリティに陥り予想を超える展開にならぬ物足りなさがあるが、神経症的不安感の表現に於いてポランスキーコーエンのレベルに迫ったと言えば誉めすぎだろうか。ともかく老朽マンションの美術やどしゃぶりの雨の効果など圧倒的。ぱーこ[投票(1)]
★2ブルース・ブラザース(1980/米)いい子ちゃんぶってチョイ悪入れてみました的2重構造のあざとさが全篇を被い乗れない。何よりランディスの演出はカッティングが稚拙で破壊の狂騒を単発のブツ切れで繋ぐだけでは映画的エモーションが生じるわけもない。白痴的すぎる。クワドラAS, Sigenoriyuki, DSCH, ExproZombiCreatorほか5 名[投票(5)]
★4マルタの鷹(1941/米)垂れ目のファムファタールメアリー・アスターを斬って棄てるハードさがたまらない。鷹の彫像をめぐる彼是はさしたる面白味もないが3人の男たちのバラけたキャラ立ちもグリーンストリートの重みが楔となり際立つ。限定舞台の制約を吹き飛ばす男騒ぎ。青山実花[投票(1)]
★3ジョン・ウィック:パラベラム(2019/米)序盤30分の飽かないワンパターンに諦念を超え畏敬の念すら覚えかけたが、やっぱ飽きます。脳天とどめの一撃は2〜3発となり1人当たり5〜6発ぶち込む銃弾インフレーションの嵐が吹き荒ぶ。盟友ハリーとのお犬さま大事の連帯は聳え立つ阿保の壁だ。 DSCH, ロープブレーク[投票(2)]
★4THE CROSSING 香港と大陸をまたぐ少女(2018/中国)ガキの火遊び程度の顛末だが具体性に富んだ環境描写に刮目させられる。中共による香港民主派弾圧報道の他所で生活者には生きてくことが第一義。返還直後の『メイド・イン・ホンコン』から20余年、高台から見渡す街並みは変わらぬように見える。それが希望。KEI[投票(1)]
★4彼らが本気で編むときは、(2017/日)結局の育てより産みの親展開が形骸的とは思えぬのはそこに至るまでに充分なドラマ上の軋轢が展開されたし示唆に富んだ細部が豊穣だから。ジェンダー絡みの主題の背後に横たわる輪廻のような母・娘・孫の女3代の性が複層的。掉尾柿原りんかの驚愕的発見。水那岐, なつめ, ぽんしゅう[投票(3)]
★4暗殺のオペラ(1970/伊)サスペンスフルに謎が解明されるわけでもないが、ストラーロによる緩やかな移動と匂い立つ緑萌えるイタリアの田舎町の環境描写が、じわじわ絡め取られるかのような白昼の夢幻とでも言うべき雰囲気を醸し出している。そして、ラストが迷宮化を決定付ける。週一本[投票(1)]
★4ゴーストランドの惨劇(2018/仏=カナダ)妄想と現実の往還が果てなく続くかに思えた展開が現実に留まり世界が均衡を回復する。そこが地獄であっても姉妹の絆は外界の空気を呼び込むだろう。目新しい何かがある訳でもないことが却って真摯な思いを表象する。このように語られるべき物語に思えるのだ。DSCH, クワドラAS[投票(2)]