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けにろんさんの人気コメント: 更新順(1/123)

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★2ICHIGEKI 一撃(2004/米)哀感や悲愴美と無縁のセガールだから物語を追って脳内で孤独性を追補せねばならぬのは愛嬌で許せる。人身売買という時代性ある題材をチョイスしたのもいいが、1対1の古典的対決で決めポーズされたって…。肝心の組織を潰せよ!あかんわ…。KEI, べーたん[投票(2)]
★4明日に向って撃て!(1969/米)どうやっても躱し切れない追手の松明の灯りにアウトローであることの虚飾ない居た堪れ無さが心に沁みる。無口な人嫌いが絞り出す「泳げない」の一言と眼差しの哀しみ。この中段のシークェンスの非情がサビを利かせバカラック歌謡の甘い印象を中和させる。水那岐, いくけん[投票(2)]
★5秋津温泉(1962/日)戦後の復興を背に鄙びた温泉旅館で黴ていく女。男は死の縁から女の精気に救われながら無為に生を消費するしか敵わない。そんな腐れ縁の編年記を時代を負った数日ごとの逢瀬で綴った構成から成島の膨よかな撮影がロマンティシズムを抽出して已まないのだ。ゑぎ, セント[投票(2)]
★5チワワちゃん(2019/日)嵐のように過ぎ行くモラトリアム期の無軌道と軋轢と煩悶を描いて平成の終わりに飛び出した松竹NVの感。それは瞬く間に終わる儚い夢であり殺されたチワワちゃんも程なく忘れ去られるだろう。現場の海岸で手向ける花が猶予期間の終焉を表象する切なさが出色。水那岐, ぽんしゅう[投票(2)]
★3イミテーション・ゲーム エニグマと天才数学者の秘密(2014/英=米)エニグマ解読の軌跡は幾何学図形やレトロCPの形象の珍奇さで誤魔化され結局決め手はそんなことかいという落胆。文系男子が理系題材を調理したってこの程度かと思う。終盤、大局的非情と性嗜好の露見が錯綜するが連関も無いので感慨もわかない。全てが底浅。ゑぎ, 寒山, 緑雨, 3819695ほか5 名[投票(5)]
★4The Guilty/ギルティ(2018/デンマーク)事件当事者とのやり取り以外に主人公を取り巻く背景事案が豊富に練り込まれた脚本が秀逸で過剰な苛立ちや焦りが職場内軋轢に直結して挙句「やっちまたのか俺」の帰結に鮮やかに誘導する。動きが減殺される1部屋スキームに固定カメラでのみで対応したのも良。アブサン[投票(1)]
★4ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド(2019/米)豊穣なぐだ語りに充ちた切なるパラレルワールドだが、ロマンティシズムは概ねブラピに仮託される。陽光下の屋根上での一服が醸す知足の刻に差し込む不穏と顕現する廃牧場での顛末。その消炭めく風情の下の狂気。知らんぷりでデイカプーも本分を全う。おーい粗茶, 緑雨, 死ぬまでシネマ, ぽんしゅうほか6 名[投票(6)]
★4真実(2019/日=仏)母娘の確執は散々描かれてきたバリエーションに過ぎないのだが、取り巻く幾人かを混じえたコミューンの空気が理解と信頼を醸し出し膨よかとしか言えない。伝説の域に入ったドヌーヴの重心が世界を揺るぎないものする一方で入れ子のSFが安定を阻害する。3819695, ゑぎ, セント[投票(3)]
★5アド・アストラ(2019/米)結果クソ親爺と邂逅するだけの『地獄の黙示録』だが、そんな親でも息子は慕うという大山鳴動鼠0匹のファザコン譚をブラピの無垢性が突き通す。採光に意識的な撮影のクリアネスがエフェクトを際立たせ『2001』と同質の無機無音世界を現出させている。3819695, ゑぎ[投票(2)]
★4昼顔(1966/仏)妄想人妻のマゾヒスティック白昼夢はドヌーヴの上の空とブニュエルの冷めた諧謔が交錯して巧まざる可笑しみを表出する。貴族階級のインポも下賤な活力も等分に否定され嘲笑に晒され挙句に訪れる平穏。そんな中ヴィエルニの撮影だけ矢鱈に美しい。3819695[投票(1)]
★3日日是好日(2018/日)消極的意思で何もない人生の空隙を埋める手管としていたものが本当は素晴らしいものであったという、その肝の1点を映画は凡庸にスルーする。時候や季節の移ろいが心に染入るには周辺街路や街並みや家屋の設計や庭の草木の細緻な描写が茶の道と同期してこそ。緑雨, たろ, ゑぎ, ぱーこ[投票(4)]
★3クワイエット・プレイス(2018/米)音をたてられない事が根幹を揺るがす何某でなく枝葉な制約に留まっているのを始め全てが理に落ちるのが生真面目でつまんない。が演出は的確で揺るがないのが捨てがたく序盤は掴まれる。子どもにさせることを躊躇しないが盾になることも厭わない父親は理想的。おーい粗茶, DSCH[投票(2)]
★5ブレードランナー(1982/米)精緻な未来造形と主人公のハードボイルドな内省文体とレプリカントのアイデンティティへの哲学的憧憬。3者の完璧な統制の奇跡的な蓋然性。未だ神話領域にいたスコットの達成した偉業。『シャイニング』未使用フィルムの使い廻しがもたらす映画史的符丁。ロープブレーク, 3819695, DSCH, ペペロンチーノほか5 名[投票(5)]
★4ザ・シークレット・サービス(1993/米)ダラスに於けるトラウマが一応捨て身の横っ跳びで回収されるが、その部分は全然本気じゃない。ピアノ弾きつつ女口説き、結構しつこく追い回す親爺をイーストウッドが水を得たように快演。ジャッカルばりに八面六臂のマルコビッチも形無しで笑える。緑雨, jollyjoker, ナム太郎[投票(3)]
★4女王陛下のお気に入り(2018/アイルランド=英=米)ランティモスが脚本に参加しないことで普通の物語になったのだがキャラ造形と圧倒的な美術への拘りが突出する。幾多の流産を経て統治者としての孤独と重圧から暴食の果ての痛風に苛まれる女王の爛れはエマVSレイチェルの確執も足下で踏み躙る。カルヤ, ぽんしゅう, DSCH, 3819695[投票(4)]
★5蜜蜂と遠雷(2019/日)天才が自己回復するのに我々凡人がわかる映画描法でなく訳分からん馬で起動する何かを表象した。社会から隔絶した何処かで世界の波動に耳を傾ける海岸シーンの無垢な悦びも束の間、コンクールという世間に戻って勝ち上がる。与えられし者への惜しみない賛歌。セント[投票(1)]
★3残穢 住んではいけない部屋(2015/日)怪異に対し実証究明を試みるってのはいいが、所詮オカルトマニアの高校自由研究レベルで爺ちゃん婆ちゃんに聞きました程度では横溝チックに修飾しても高が知れる。大体そんなん言いだせば狭い日本どこだって100年スパンで怨念の1つ2つはありそうだ。KEI[投票(1)]
★4惡の華(2019/日)中二病を病む頃、あっち側に本気で行こうとする者こそが本物だった。後年、それは単なる破綻だったと嘯くより行けなかった自分を悔恨に塗れ問い続けるべきと全ての大人が葬った何かを喚起する試み。終盤、留まり続けるティナの透明さが痛々しくも美しい。サイモン64, さず, ぽんしゅう, 水那岐[投票(4)]
★4都会の叫び(1948/米)多彩な登場人物たちが主軸2人との関わりの物語を後景に設置されてる感があり、タイトだが奥行きがある。次々と出ては消えるの展開が中盤以降加速していくが、その混迷が兄弟への断罪と慈愛に収斂されるのも良い。ロケ効果も随所でクールで非情を際立たせる。ゑぎ[投票(1)]
★3ジョーカー(2019/米)社会との関係の中で悪は形成されるとすれば彼は断ち切られたところで足掻いてるだけだし、根源悪だったとすれば描かれた被虐は何だとなる。抑圧が弾け沸騰するゴッサムでの少年ブルースと対峙といった大構えなクロニクル味が取ってつけた風になりつまらない。がちお, おーい粗茶, disjunctive, 水那岐[投票(4)]