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けにろんさんの人気コメント: 更新順(1/115)

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★4ジュリアス・シーザー(1953/米)実に政治と民意の本質をついた話でシェークスピア恐るべし。密議は物陰や軒先で行われ溜まった映画的エモーションは事変後の大群衆を前でのアジで大炸裂。賢人の真摯な吐露はポピュリストに一撃で駆逐される。後方で控えていたブランドの胆力が白眉。ぽんしゅう[投票(1)]
★3ラ・ラ・ランド(2016/米)冒頭のユニクロ乃至コカコーラCMチックな群舞のマニュアル臭は未だしも展望台でのナンバーの申し訳なタップは新春隠し芸大会めく。総じて圧倒的タレントの欠如が致命的で俺が見たいのは圧倒的な何かなのだ。ラストの視線の交錯はさすがに胸打つが遅かった。月魚, G31, pinkmoon, Sigenoriyukiほか10 名[投票(10)]
★4焼肉ドラゴン(2018/日)美人3姉妹を軸とする物語は当然に男どもを呼び寄せそこに軋轢が産まれるし在日の被虐はときに悲劇へ繋がる。それでも高度成長下の日本で幾許かの希望を持てた時代への懐旧。自己史と家族史、在日史と半島史を述懐するキム・サンホに全ては収斂するのだ。寒山, セント, ぽんしゅう, 水那岐[投票(4)]
★2女囚さそり けもの部屋(1973/日)冒頭の地下鉄シーンは良い。だが、その後街中を腕ぶら下げて走るは、さそりじゃなくて女の子になっちゃってるのだよ。伊藤演出の本気度の低下は著しい。その後も何に抗うのか不明の物語が綿々と続き白ける。の怪演も今いち活かし切れてない。寒山, ぽんしゅう[投票(2)]
★5スリー・ビルボード(2017/米=英)全篇を遍く覆う不穏な空気をキャスティングの妙が完璧にミスリードするのだが、その果てから予想外の信義則が表出する。利己主義に蹂躙された世界が向かうべき理想郷。マクドナーが心を篭めて書いた3通の書簡こそ真髄だし託されたハレルソンも絶妙。月魚, なつめ, カルヤ, ぽんしゅうほか8 名[投票(8)]
★3夕陽の群盗(1972/米)徴兵拒否した主人公が、とどのつまりロクなもんにならねえって話で身も蓋もない。そういう意味で正しくニューシネマの1篇なのかもしれない。「撃たれて死ぬ」・「撃って殺す」ことのリアリズムと凶事が平穏に唐突に割込む理不尽。ポイントは押さえられてる。ぽんしゅう[投票(1)]
★3女と男の観覧車(2017/米)ウィンスレットの荒びと倦怠は未だしも若造との情事がのめり込んだよに見えず余裕の遊び半分に見え後半の展開がしっくり来ない。一線を越えたかの如きラスト大芝居は空転する。悪魔チックな火遊びガキやトリッキーな照明。ピースは揃ったが噛み合わない。ゑぎ, 赤い戦車[投票(2)]
★4ロミオとジュリエット(1968/英=伊)それほど感興が涌かない古典題材もアイデア次第で蘇る。役柄と実年齢が同じ少年少女を使ったという一点でこの映画の勝ちが決まった。若さの弾けんばかりの瑞々しさが画面からほとばしる。一方で入念な考証に基づく美術や衣裳の厚みが文学的格式を堅持した。青山実花[投票(1)]
★5天国と地獄(1963/日)局地的でミニマムな相克なのに切迫と緊張を最大限に加重しロシア文学めいた神の荒野が現出する。テクニックも冴え「こだま」カットインによる省略と急転は4人の脚本家チームが小躍りする様が見えるようだ。一発勝負の苦肉はマルチカメラの臨場感を倍加した。ぽんしゅう[投票(1)]
★4パンク侍、斬られて候(2018/日)現代若者考的マイルド批評を呑んで溜めて丁々発止の台詞応酬が炸裂する前半が秀逸でトヨエツの自在さが映画を支配。橋本チック回想も良。だが、邪教集団・念動力・猿の3大ネタ投入で地の果てまで行く筈の世界はダウナー系に沈殿。景子が可愛い。もがみがわ[投票(1)]
★415時17分、パリ行き(2018/米)いっそ少年時代と事件の顛末も省略すればいいのにと思わされる野郎同士の欧州コンテンポラリーそぞろ歩き。散文は枝葉を削がれ俳句寸前まで迫る。侘び寂びの境地とでも言おうか。80歳のイーストウッド翁には世界は肯定的に映るのだろう。羨ましい境地。disjunctive, 3819695, ペペロンチーノ, おーい粗茶ほか6 名[投票(6)]
★4ジェーン・ドウの解剖(2016/英)黒魔術とか魔女とかは食傷ネタだが解剖という薬味が加わると映画は新鮮さを取り戻す。一見掛け合わせ最悪にしか思えぬ配合が思わぬまろみと旨味を引き出した料理みたい。美術パートの踏ん張りで、基本CGには依存していないと思われる。そのへんも好感度大。まー[投票(1)]
★4空飛ぶタイヤ(2018/日)巨大企業VS零細企業の図式に留まらず零細の内部分裂と巨大内部での統御崩壊を落とし込んで単視眼な企業講談に陥ることを免れてる。更に財閥系銀行の冷徹なグループ間統治も適宜。関心圏外なディーン一生の気障ったらしい唐変木演技も本質を衝く。死ぬまでシネマ, ぽんしゅう[投票(2)]
★5ライク・サムワン・イン・ラブ(2012/日=仏)互いの言葉が頭上を素通りするディスコミュニケーションの時代と都市に於いて、その事にさえ無自覚な人々を撃つでもないキアロスタミの虚無や諦念さえ今更な冷えた世界への認識力。これは「絆」とかほざく空疎な自己逃避を止めて向き合うべき現実の提示。Myrath, セント, DSCH, 赤い戦車ほか7 名[投票(7)]
★4万引き家族(2018/日)子供虐待時代の受け皿が社会システムからの逸脱者コミュニティってのは殊更目新しくもないが演出と演者の付与するリアリズムが圧倒的なので形骸化しない。素麺シークェンスの暑さと見せブラと裸体と驟雨の連鎖。過去が照射される拘置所のさくらの慈母性。ゑぎ, 緑雨, 水那岐[投票(3)]
★5犬ヶ島(2018/米)喜怒哀楽を顕さない呆けたワン公たちが四の五の言いながらの道中記がパロディックな「侍のテーマ」を契機に深層心理に訴えかけエモーションを喚起する。その衝撃が2次元絵本な画面作りの細密な計算を皮相に際立たせ阿保らしい人間世界の物語を糊塗するのだ。ゑぎ, DSCH, ぽんしゅう[投票(3)]
★3HK 変態仮面(2013/日)股間を押し付けダメージを与えるには耐えがたき饐えた臭いや忌むべきリアル形状が必須なのにそこを避けている。福田井口三池に所詮は及ばぬと感じる所以で、使用済みでしか効果が無い設定も可愛い刺繍で茶を濁す。もっと塗れてみろと思う。水那岐[投票(1)]
★4ドント・ブリーズ(2016/米)往々にしてありがちな超常やサイコの陥穽に落ちぬのが良い。全篇、爺さんの行動は元軍人で盲目ならの妥当性に裏打ちされてる。演出も骨太。カメラ位置の必然を感じるし長回しも適宜。ただねえ馬や牛の種付けじゃあるまいし人間もあんなんでそうなるのかね?。disjunctive, まー[投票(2)]
★3いぬやしき(2018/日)類型的被虐層に従属する会社員と高校生が何故だか超人類パワーを得て加虐層に反撃という中二病世界が周回し一大ジェノサイドに至るという世界観は有り。だが、覚悟のほどがてんで見られないのでガキの遠吠えレベルで終わる。家族愛なぞ並存する余地はない筈。死ぬまでシネマ, Orpheus[投票(2)]
★5テス(1979/英=仏)美しいが故の悲運を逍遥と受け止めるキンスキーを時代と世界が包み込む。その圧倒的なアンスワースの遺言とクロケの継承。少女愛の臨界に立つポランスキーだからこその腐食寸前の危うさを内包するハーレクインロマンは崖っ縁で均衡している。セント[投票(1)]