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けにろんさんの人気コメント: 更新順(1/117)

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★2男はつらいよ 噂の寅次郎(1978/日)オーソドックスに回帰してみたものの出涸らしエッセンスばかりで行間を埋めたような出来だ。ある意味「不幸」を弄んでいるかのようなリアリティを欠いたヒロイン造形であり、それこそインテリがでっちあげた庶民物語。奇しくもシリーズの1側面を露呈した。ぱーこ[投票(1)]
★4ふたりの旅路(2016/ラトビア=日)喪失による孤独に耐えてきた彼女が異郷の地で喧噪に見舞われるが筆致は飽くまで内省的で静謐。そして、映画は真摯に寄り添い共振する。そうするしかないんだよ…と。いつものかおり語りながら役をものにして吐き出すそれは濾過された透明感に充ちている。3819695[投票(1)]
★5浮草(1959/日)舞台袖からのマチ子視線の熱量は小津のワンショットへの入魂を顕すし宮川の遠近を効かせた画が立体的な編集と相俟りパノラミックでさえある。天才同士の一期一会のコラボは理想的な結実となった。シュミーズ賀原夏子バストショットこそ衝撃。3819695, セント, ぽんしゅう[投票(3)]
★5きみの鳥はうたえる(2018/日)モラトリアムでない完全な閉塞を自覚することもできない今とそこで彼らと彼女は水槽の中の海水魚よろしく浮遊してる。足掻く奴を理解もしたくないしコンビニと遊興場があればいい。攪拌する何かが到来する前の停滞と混沌を刹那な艶で描き切った進行形の哀歌。3819695, 水那岐, ぽんしゅう, セント[投票(4)]
★5お茶漬の味(1952/日)有閑主婦連の言いたい放題が炸裂する前半が乗りに乗る台詞の応酬と微妙な間合い繋ぎで息をもつかせぬところ転調してダークサイドへ流れ込む。足るを知らぬ木暮の突き放した描写。しかし終盤の長い夜食の顛末は小津の計算を超え常道な収束を補完する。3819695, セント[投票(2)]
★5コントラクト・キラー(1990/フィンランド=スウェーデン)こういう芸当が出来るのであればカウリスマキも閉じた自家籠中の世界に拘泥せずに、もっと芸域を広げられる筈とも思わせる。神経症的な緻密さと縦移動を始めとした技巧が冴えわたる珠玉作。寒山, 3819695[投票(2)]
★3ラ・ラ・ランド(2016/米)冒頭のユニクロ乃至コカコーラCMチックな群舞のマニュアル臭は未だしも展望台でのナンバーの申し訳なタップは新春隠し芸大会めく。総じて圧倒的タレントの欠如が致命的で俺が見たいのは圧倒的な何かなのだ。ラストの視線の交錯はさすがに胸打つが遅かった。るぱぱ, 月魚, G31, pinkmoonほか11 名[投票(11)]
★3スマホを落としただけなのに(2018/日)そういうのに疎い俺でもンなアホなっていうレベルのパスワード解析やミスリード天こ盛りの登場人物を回収し切れず放置する怠惰など御座なりの一言なのだが、昔の中田ならそういうのを封殺し得る描写の据わりやコクがあった筈。すっぴん景子のみ眼福。おーい粗茶[投票(1)]
★3男はつらいよ 寅次郎子守唄(1974/日)恋敵を物語の主線上に配置したバージョンとして後の『葛飾立志篇』『寅次郎恋愛塾』等に連なる系譜の初作だろう。しかし、十朱と寅の印象的な絡みが少なく印象が薄い。前半の九州の港町の風情が格別に良く、上條も好感の持てるキャラクターだった。ぱーこ, 寒山, 直人, RED DANCER[投票(4)]
★2男はつらいよ 寅次郎恋やつれ(1974/日)冒頭のエピソードでいきなりメルトダウンさせられ、鬱屈した感情は宮口偏屈親爺の登場により更なる暗黒へと誘われる。神聖小百合イズムを貫徹する為の物語は寅や寅屋の人々と真の感情交錯を産むべくもなく上っ面を流すだけだ。ぱーこ, ぽんしゅう[投票(2)]
★3男はつらいよ 私の寅さん(1973/日)岸恵子にお芸術家を振った段階で山田洋次は2度負けている。ステレオタイプな馴れ合いのキャスティングであることと、寅と織りなすドラマが端から透けている点でだ。何となくふられるんじゃなくて、はっきりと拒否されるところは悲しい。ぱーこ[投票(1)]
★4若おかみは小学生!(2018/日)少女は哀しみを押し殺す頑張り屋なだけでなく仕事に真摯な誠実さを持つ。トラウマだのPTSDだのに圧殺されそうな大人たちは感化されて共振し出すのだが、それでも幼気な心が哀しみで決壊しそうなとき彼女を守る為に労を厭わないだろう。素晴らしい理想郷。おーい粗茶, 水那岐[投票(2)]
★5幸福〈しあわせ〉(1965/仏)恐怖を覚える程に余りに唐突に襲い来る喪失感と瞬く間にそれが過去の出来事として忘却される様は、家族という関係の危うい本質を衝き確かにそんなものだと思わせる深遠さがある。絵のように美しい画面だが実の親子だという4人のリアリティはドキュメンタル。ゑぎ, 寒山, 動物園のクマ, ぽんしゅうほか8 名[投票(8)]
★3散り椿(2018/日)猜疑と嫉妬を溜めて武士としての居住まいを貫かねばならぬ煩悶から逃げてるので紙芝居的になる。画づらのいいロケ力は随所で効果があるのだが、ロングとミディアムのジャンプ繋ぎばかりで余りに黒澤に依りかかり過ぎ。雪は微妙に過剰で血飛沫CGは安易。死ぬまでシネマ[投票(1)]
★4男はつらいよ 奮闘篇(1971/日)蝶々光本登板で決算的華やぎを醸し、和製ジェルソミーナの似非感は榊原るみの想外の好演でかわし、江戸川の2シーンと終盤の津軽の情感は決定的な突出を呈する。初期の中では『望郷篇』『夢枕』と並ぶ好篇。ぱーこ[投票(1)]
★3男はつらいよ 純情篇(1971/日)どうにも山田がマドンナを持て余しおっかなびっくりな生半可さで、寅の想いは発露さえ儘成らぬ体たらく。代わりの博の独立騒動とかも又楽しいが、添え物扱いの若尾がやはり気の毒。序盤の宮本森繁のサイドストーリーの方が断然光ってる。ぱーこ, ぽんしゅう[投票(2)]
★3夏の庭 The Friends(1994/日)同じ小6の子供でも半分大人の女の子なら何かを描きようがあっても、純正ガキの男の子3人組では相米も手のつけようがなかったのかと思わせる。いたって平凡な児童映画の趣き。三國も当たり前すぎで面白くも何ともない。化学反応の起こりようもない。ぽんしゅう[投票(1)]
★3日日是好日(2018/日)消極的意思で何もない人生の空隙を埋める手管としていたものが本当は素晴らしいものであったという、その肝の1点を映画は凡庸にスルーする。時候や季節の移ろいが心に染入るには周辺街路や街並みや家屋の設計や庭の草木の細緻な描写が茶の道と同期してこそ。ぱーこ[投票(1)]
★5バトル・オブ・ザ・セクシーズ(2017/英=米)納得性あるフェミニズムが気持ちいいし、件の試合も背負って立つ男女のアイデンティティの抜き差しならぬ肥大化を背景に茶番を脱する。超クローズアップのモンタージュは表情の機微を逃さず、俯瞰カメラの試合は迎合的インサートを排す。手法的にも先鋭だ。ぽんしゅう, jollyjoker[投票(2)]
★5マッチ工場の少女(1990/フィンランド)予想を超えた不幸の連鎖に対するに、生態観察するが如き視線の冷淡だが、そこはかとない微妙なユーモアが感じられる。そこがブレッソン的冷徹と差異化する。日常的地獄を越境して達する更なる次元。そのことを描くことで絶対映画のレベルに到達した名品。寒山, セント, ペペロンチーノ[投票(3)]