[コメント] シックス・センス(1999/米)
第六感を持つ少年の遭遇する幽霊の超常現象描写が相当に陳腐な表現に終始するのがどうにも甘いが、全篇を遍く横溢する哀感を帯びた寂寥が夫と妻の二者二様の孤独へと急転直下に連結するラスト。ここまで尾を引く余韻は滅多になく映画の相貌さえも変わるのだ。
(けにろん)
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