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けにろんさんのコメント: 更新順

★1不倫への招待(1988/仏=韓国)エマニエル夫人ならぬエマ夫人のパリでのアバンチュールもとい淫乱行なのだが、そこに何らかの哲学性があろうはずもなく、そのくせ阿呆な可愛げもないので只管にしんねりむっつりしていて見るのが苦役。こんなもんでも需要があった韓国ポルノ勃興期の徒花。[投票]
★4仁義なき戦い 頂上作戦(1974/日)大局を知らぬ尖兵たちの殺し合いと騙しあいが入り乱れたシリーズの第3部と本4部で描かれる代理戦争の顛末はラストの文太の台詞で祭の終焉とでも言うべき徒労と挫折をもって完璧に締めくくられた。大向うを唸らせる大団円を牛耳る役者魂の相克。[投票(1)]
★4くるみ割り人形と秘密の王国(2018/米)これ見よがし感がないのはハルストレムがジャンル専従者ではないからだろう。亡き母への思慕ではなく系譜を引き継ぐということが貫徹されシンプルで衒いなく強度もある。主演フォイちゃんも良。マトリョーシカお化けやブリキの兵隊群は魅力的な造形。[投票]
★3お受験(1999/日)お受験・リストラ・マラソンという3題噺で鮮度落ちの一色が肩力を抜いて仕上げたもので、何かにつけて詰めが甘いと思うのだが泣かされてしまったのも事実なのだ。言うことがまともで子役が良いからだろう。永ちゃんの斜陽感も相俟って憎み切れない。[投票]
★4ナインイレヴン 運命を分けた日(2017/米)出し殻的題材に今更の役者陣だが、殊更に題材に乗っかって扇情的にならず寧ろスタティックな演出でド真ん中から夫婦愛を謳われて射られる。となればシーンガーションのキャスティングも反転して吉と出た。降って湧いた消防士リスペクトも誠実の証。[投票]
★3ハートブルー(1991/米)潜入捜査をしてみりゃあ結構良い連中じゃんってのはありそな話だが、その連中がアウトドア派の健全享楽に明け暮れるというのが変で面白いと言えば面白い。ビグローの専らの関心もサーフィンやスカイダイブらしいのが正直だが、結果サスペンスは減衰した。[投票]
★4斬、(2018/日)ダメさの表現としてセンズリ野郎であったという嬉しいくらいの塚本節で、そういった男が覚醒する初期作を踏襲する流れなのだが、良いところは自分が全部持っていく為に覚醒も消化不良。ただ真剣のソリッドを擬音で表現し殺陣の剣呑さが迸る。そこは本気。[投票(1)]
★3車夫遊侠伝 喧嘩辰(1964/日)何があっても自分の信義を曲げぬ男というのは良いキャラで『けんかえれじい』に通底するようにも思えるのだが、そこを取り立てて前面に出さず勿体ない。後半に至りそういった特質は後方に霞みトーンダウン。映画自体も任侠定番の惚けたものになってしまった。[投票]
★2ゾンビスクール!(2014/米)覚悟をもって作られたもんではないことは百も承知だが、にしても子供に遠慮しすぎで幼稚園のお遊戯会を見てるよう。どうせならガキゾンビを八つ裂きにし首すっ飛びーの手足引き千切りーのくらいやったらどやねん。こいつら子供が好きでも嫌いでもないみたい。[投票]
★5裸の島(1960/日)設定が如何にもな形式主義を纏うのだが、それを感じさせぬ細部のリアリズムに満ちている。そういった器と中身が渾然として昇華した果てに生きとし生ける哀しみと歓びが現出するあたりプロパガンダ臭の欠片もない。仰角アップが安易な賛歌めいてないのも良い。[投票(1)]
★3ザ・スパイ シークレット・ライズ(2013/韓国)基本設定が『トゥルーライズ』まんまなのはまあいい。華のない主演2人だが、市井のおっさん・おばはん然とした見てくれが味わいもある。だが、南北ネタの割にヒリヒリ感が薄くマクガフィン的脱北少女を巡る攻防も置いてけぼりで作劇は済崩し。CGも安いよ。[投票]
★4訴訟(1991/米)外づらと内づら・父と娘・正と悪といった対立要因を直截に織り込んだクリアなシナリオを良い役者たちが演じて滋味深い。仕事と私情は別ものというプロとして当たり前の自意識の底には、しかし愛がある。何かを信じれた時代の米映画最良の部分を継承した佳作。[投票]
★4恐怖の報酬(1977/米)密林の深遠な緑が豪雨と相俟る吊り橋渡河シーンはその重量感と傾斜の絶妙が神業で映画遺産級。最果てまで来ちまった感もオリジナルを凌駕し仏人クレメールの「望郷」はギャバンのそれより切実で泣ける。そして醜女とのダンスが奈落を彩るアイロニー。[投票(1)]
★2リング・リング・リング 涙のチャンピオンベルト(1993/日)つかの真情は現スターが世代交代で落ちて行く部分にあるのだろうに、肝心の島田陽子に華も悲哀も足りず,又、新スター長与千種と端っから対等にタメはれるわけなくショボすぎ。演出もネバリが足りない。渡瀬の動きの良さには結構驚かされた。[投票]
★4来る(2018/日)蟲での凶兆表現とか凡庸だしホラーとしてインパクトは無いのだが、時代に阿るクソ野郎どもの表現が徹底していて其奴等がギボワンの餌食になったらイイナってのが中島の本懐で、そこと比嘉姉妹の立ち位置はズレる。だが終盤のドンツクな大構えは悪くない。[投票(1)]
★3マッスルヒート(2002/日)どうにも甘ったるいおぼっちゃん顔で損しまくりのケインだが、さすが体技は半端じゃないね。オリジナリティ皆無だが米近未来B級アクションをそれなりに日本に移植して悪くない。哀川加藤金子3人のキャラも良く立ち映画を締めている。[投票]
★3ファンタスティック・ビーストと黒い魔法使いの誕生(2018/米)子供の頃から魔法動物しか相手にしてこなかった主人公の対人関係に於ける含羞や慄きと仄かな恋の帰結をもっと見たいのに大上段に図太いデップロウに主戦を明け渡し凡庸な因縁話になってオモロナイ。中国獅子お化けの活躍に比し河童の扱いも寂しい。[投票]
★4ザ・ミッション 非情の掟(2000/香港)目的のもと集められた集団が内紛したりの確執の代わりに緩い仲間意識からホモソーシャルな世界に至るジョニー・トーの起源。そこでは当然戦いも幾何数的な潔癖で語られる。SC内での攻防は静謐な厳格さで統御され、対ビルの銃撃は無謀が浪漫に昇華する。[投票]
★3アウト&アウト(2018/日)ベタ描法で捌かれた化かし合いのコンゲームだが、人が死にヤクザが跋扈する世界を描くにスタイリッシュな気取り皆無で好感。幼い少女とエンケンの掛け合いのむず痒さも玉季ちゃんの棒読みで許してしまう気にさせられる。脇役陣の味も世界を担保した。[投票]
★4国会へ行こう!(1993/日)中央国政を直截に描かず代議士の地元政治活動に絞り描いたのが、みみっちくもコンパクトで成功した。胡散臭さ100%の緒形がここぞとばかりの快演で妻吉田日出子との『社葬』コンビも絶妙。義を通すには汚濁を吞むの政治実学を謳って鮮やか。[投票]