私の大好きな街モンマルトルが舞台ということで、この映画を見ました。もう随分前のことですが。あれから、なかなかレビューが書けずにいました。なんだか気持ちを巧く表現しきれなくって。

　パリへは2度行ったことがありますが、そのときのパリジェンヌのイメージはキレイでクール。それが、一気に覆された感じ。そんなイメージだけで決め付けるのはナンセンスだとは思いますが･･･。それでも、モンマルトルのカフェで食事をしたときのこととか思い出すと、その裏にこんな話があったって想像すると・・・・なんだか幻滅。

　何が気に入らないって、アメリの自己中心的なところと勝手な自己満足。これって幸せな映画じゃないでしょう？ある意味、ホラーだと思うんですけど。っていうか、あのアメリの笑みはホラーの笑みにしか見えない。。。なんか企んでそうな・・・。

　アメリは悪戯好きな天使・・・ではなくて、天使の皮を被った小悪魔・・・だと感じた。

　アメリはモンマルトルの素敵な街並みを見事に変体チックにしてくれた。私のモンマルトルでの思い出を返してくれ。