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[コメント] 妹の恋人(1993/米)

 本人たちはあくまで「ほんわぁ〜」としたこの映画の世界のような中で生きているつもりだろう。実際には私たちの知らないどこかで普通にあるお話を「ほんわぁ〜」と描いただけの普通の話なのかもしれない。そんなこの映画、私は嫌いじゃない。むしろ好きだ。
まゆ

**ネタバレ注意**
映画を見終った人むけのレビューです。

これ以降の文章には映画の内容に関する重要な情報が書かれています。
まだ映画を見ていない人がみると映画の面白さを損なうことがありますのでご注意下さい。







 純粋に好きという気持ちをストレートに表す2人。そんな2人だから応援したくなる。HAPPYになって欲しいと願う。そして、こちらがあったかい気持ちになる。そんな映画。

 派手さはないけど、何度見ても、この「ほんわぁ〜」とした幸せ感は変わらない。そういう意味で、私はこの映画が好きです。この気持ちを味わいたくて何度も見てしまう。

 普通に過ごしていると、こういう世界って触れることがない、分からない世界かもしれない。けれど、どんな人だって、誰かを好きになり恋愛をする。それが、ちょっとした映画になっただけ。何も特別なことじゃない。

 随分前に、また聞きの話だがこういうことを聞いたことがある。養護学校の先生が「知的障害をもつ子が性犯罪に巻き込まれる場合が多い。」と言ったそうだ。それは、被害者であったり加害者であったり。被害を受けるということは想像できたが、加害者になることは考えたことがなかった。私が、彼らには「性」の意識はないと勝手に思い込んでいたからだろう。実際には、自分の性欲を抑えることを知らず、問題になるという。先生はこうも言った。彼らには理性がないと。本能のままに行動する。ある意味ストレートなんだけど、微妙・複雑だよなぁ。そういえば、兄の居ぬ間に2人がいちゃつくシーンなんて、2人の本能だったんだろうなぁと思う。

 ジューンとサムをその先生が言った子たちと全く同じように考えることはできないのかもしれないが、それでもこの2人が世間や常識にとらわれずに生きているからこそ、こういう恋愛の仕方なんだと思った。そして、ちょっぴりうらやましくもあった。サムがジューンの顔を見るために、屋上から紐ぶら下げて窓から覗くシーンなんか見ると。・・・こないだ付き合ってた男性が、あまり意思表示してくれない人だったからこんなこと考えるのかも。。。

 自分の思うまま、本能のままに行動するのも考えものかもしれないけれど、いろんな感情で気持ちを押さえ込んでしまう自分の気持ちを表現するのが下手な今の男性たちを見ていると、ちょっとはこの映画を見てよ!と言いたくなってしまう。

(評価:★4)

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