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[コメント] 楽園をください(1999/米)

台湾人であるアン・リー監督が南北戦争描いたパワーと全体に漂うリリシズムに好感を持てたので★4つ。『楽園をください』という邦題も俺は印象的で好きです。
TOBBY

**ネタバレ注意**
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ただ描きたいこと山のようにあるのをリー監督は潔く構成出来なかったようで散漫な内容になってしまった。トビー・マグワイアが冒頭からラストまで悩みっぱなしの曖昧なキャラなのもどーなのかな?少し成長して欲しかった・・。対比するかのようにジョナサン・リース・マイヤース演じるキャラクターは悪に徹しているだけに潔く鮮烈。ただ観ている方は終盤の運命の再会にクライマックスを期待するから、あの場面に拍子抜けするのでは?。あと歌手のジュエルがヒロイン像にはミス・キャストなイメージ。南部女は黒髪じゃない?もっとシャープな印象も欲しかったし。ジェフリー・ライトとその雇い主との偏見を超えた関係はもっとクローズ・アップしても良いエピソードのひとつだったのにあっさり流れてるし・・。『アイス・ストーム』と『グリーン・デスティニーー』でその繊細さと洞察力の鋭さに惹かれてリー監督を意識して観ただけにこの作品はやや、腰抜けたけど、単なる南北戦争に終わっていず憂愁でリリシズムな雰囲気をキープしたのは高評価。ただ同じテーマなら『パトリオット』の方が好き。

(評価:★4)

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