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[コメント] アナスタシア(1997/米)

どうせディズニー映画の亜流でしょと、はなから期待もしていなく、深夜のTVで観てビックリ。最近のディズニー作品がすっかり失ってしまった夢と流麗さとドラマチックに溢れた楽しい作品でした。
TOBBY

**ネタバレ注意**
映画を見終った人むけのレビューです。

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まぁ、ここまで人物構図(ヒロイン、恋する相手、悪者、コミカルなマスコット)すら、ディズニー作品の模倣する必要もないけれど、作画陣は手を抜いていなく、むしろゴージャス。ディズニー作品に寸分の見劣りもしません。デッサンも最近のディズニー作品程デフォルメしていず観やすいバランスに描かれています(ディズニー作品だと『眠れる森の美女』辺りのバランス)。もともと実話の数奇なロマノフ王朝をテーマに、実在のラスプーチンらの登場人物が、作品自体をメルヘンに偏らせないドラマチックさのバランスをキープしていた。同じモチーフの名作『追想』で魅せたバーグマン演じた優雅で聡明なアナスタシア像も印象深いが、本作のちょっとピリッとしたドライなアナスタシア像も新鮮。吹き替え版の白木美貴子のベタつかない声がしっくり合っていました。ミュージカル調のサントラ・ナンバーも盛り上げる。まぁ結局は、先は見えてるので一緒にハラハラドキドキするよりは、暖かく見守る視点が必要だけど…。画面の隅々に至る丁寧さに見応えあるし、大甘の★4つ。

(評価:★4)

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